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若手育成と並行して大物獲得の下地作り、今オフに成果

ネッツは今オフにケビン・デュラント、カイリー・アービング、ディアンドレ・ジョーダンを獲得し、東カンファレンス注目のチームに変貌を遂げた。デュラントはアキレス腱断裂により長期のリハビリを続けているため、2019-20シーズンは全休する可能性が高い。だが、万全の状態で復帰できる2020-21シーズンの優勝候補は、早くもネッツという声も挙がっている。

当初はニックスもデュラントとアービングの獲得を狙っていたものの、今年のフリーエージェント市場で特に去就が注目された2選手との契約に成功したのはネッツだった。

デュラント、アービングに続いてネッツとの契約を決めたジョーダンは、昨シーズン途中にマーベリックスからニックスにトレードされ、19試合に出場した。そのジョーダンが、フリーエージェントとなった選手がニックスではなくネッツを選ぶ理由を語っている。

『The Gothamist』の取材に対し、「ニックスが築いているものを批判するつもりはない」と前置きしてこう説明し始めた。

「僕らはヘッドコーチのケニー(アトキンソン)の仕事ぶりが好きだ。ショーン・マークスGMも素晴らしい仕事をしている。球団のトップから全員が良い仕事をしていて、そんなチームの一員になりたいと思った。素晴らしい選手と一緒にプレーするチャンスでもあったし、何か特別なものを築きたいと思った」

長らく低迷したネッツだが、マークスがGMに就任して以降、ここ数年は若手の育成に力を入れ、地道に再建に向けて前進し続けた結果、昨シーズンはディアンジェロ・ラッセルを中心に4年ぶりのプレーオフ進出を果たした。その間の数年をかけてサラリーキャップに空きを生み出し、この夏のデュラント、アービングの獲得へと結び付けた。

ニックスも同じような立場にあったが、大物フリーエージェント選手との契約は実現できなかった。今オフここまでの編成の差は明らか。GMの仕事ぶりが結果に表れている。