ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)のリオ・オリンピックは、まだ終わっていない。4度にわたり金メダルを獲ったビーナスは、アメリカ代表のチームメイト、ラジーム・ラムと組んでミックスダブルスをプレーすることになった。 ビーナスは元はミックスダ…

 ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)のリオ・オリンピックは、まだ終わっていない。4度にわたり金メダルを獲ったビーナスは、アメリカ代表のチームメイト、ラジーム・ラムと組んでミックスダブルスをプレーすることになった。

 ビーナスは元はミックスダブルス出場を予定していなかったが、シングルスと妹セレナと組んだ女子ダブルスで1回戦負けを喫していた。

 32歳のラムはウィンブルドンの男子ダブルスで準決勝に進出。ビーナスは妹セレナと組んだ女子ダブルスでウィンブルドン優勝を遂げている。  五輪会場に来てから、出場選手の間で他種目での状況を加味してペアが決められることが多いミックスダブルス。予想されていた通り、火曜日にはグランドスラム優勝14回のラファエル・ナダル(スペイン)と、全仏チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)という、ビッグネーム・ペアが発表された。スペインを代表するこのふたりには第3シードが与えられた。  もっとも予想され期待もされていたのはスイスのマルチナ・ヒンギスとロジャー・フェデラーのペアだったが、フェデラーが膝の故障で欠場となったため実現しなかった。

 シングルスの1回戦で負けたもうひとりのトッププレーヤー、アグネツカ・ラドバンスカはルーカシュ・クボトと組んでポーランドの名を背負い、チャレンジすることになった。  トップ2シードのチームは、いずれもフランス代表。カロリーヌ・ガルシア/ニコラ・マウとクリスティーナ・ムラデノビッチ/ピエール ユーグ・エルベールだ。マウとエルベールは男子ダブルスで第1シードだったが、初戦敗退を喫している。  ムラデノビッチ/エルベールは1回戦でロベルタ・ビンチ/ファビオ・フォニーニ(イタリア)と、第4シードのサーニャ・ミルザ/ロハン・ボパンナ(インド)はサマンサ・ストーサー/ジョン・ピアース(オーストラリア)と対戦する。

 そのほか、カルラ・スアレス ナバロ/ダビド・フェレール(スペイン)、ジョハナ・コンタ/ジェイミー・マレー(イギリス)、ベサニー・マテック サンズ/ジャック・ソック(アメリカ)らも目を惹くチームだ。

 ミックスダブルスは水曜日に始まる。(C)AP