26日、SUPER GTのシリーズ運営団体「GTA」が、来季2020年のシリーズ戦開催予定を発表した。東京オリンピック&パラリンピックの会場のひとつとなる富士スピードウェイでの開催は春の1戦のみで、海外戦がタイとマレーシアの2戦となる。

SUPER GTのシリーズ戦は現段階で来季も全8戦の予定とされるが、今季との大きな違いは例年2開催だった富士が1開催となり、従来は年間1開催だった海外戦が2開催に増えていることだ。

2020年は富士が東京オリンピック&パラリンピックの自転車競技会場となることから、その時期の前後は自動車レースでの使用が一定期間、難しくなる。そのため富士戦に関しては来季は一時的な開催減となることが予想されていたが、やはり夏の開催は見送られることとなった。

一方、2013年まではマレーシア(セパン)、14年からはタイ(チャン)で開催されてきた海外でのシリーズ戦だが、こちらはマレーシア戦の20年復活が昨年の段階で発表されており、タイ戦が継続されれば、初めてシリーズ戦が年間2回海外で開催される状況になることも予想されていた。こちらもその通りの動きになった格好である(シリーズ外のオールスター戦を含む年間2回の海外開催は前身の全日本GT選手権時代にあった)。

■2020年 SUPER GTシリーズ 開催予定
第1戦 4月11~12日 岡山国際サーキット(岡山県)
第2戦 5月3~4日 富士スピードウェイ(静岡県)
第3戦 5月30~31日 鈴鹿サーキット(三重県)
第4戦 調整中 チャン・インターナショナル・サーキット(タイ)
第5戦 調整中 セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)
第6戦 9月12~13日 スポーツランドSUGO(宮城県)
第7戦 10月24~25日 オートポリス(大分県)
第8戦 11月7~8日 ツインリンクもてぎ(栃木県)
(*JAF、FIAへ申請中。今後、世界選手権戦等との絡みで変更される可能性あり)

タイ~マレーシア“連戦”の詳細日程は未発表だが、諸事情を勘案すれば両大会はおそらく近い日程、連戦的な開催となることが予想される。時期は広く見ても6月末~8月前半の範囲、7月が本線だろう。

また、今年11月23~24日には富士でシリーズ外の「SUPER GT×DTM 特別交流戦」(Dream Race)が初めて開催されるが、このレースの2020年の開催については今回の発表では触れられていない。おそらくは今年と同時期、シリーズ戦終了後の開催になるものと見られる。

なお、国内2大カテゴリーのもうひとつ、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)についてもシリーズ運営団体「JRP」が来季の開催予定を今月中旬の富士戦時に発表済みだ。国内6サーキットで7戦という状況は今季と変わらないが、やはり“五輪仕様”で富士戦が例年の夏開催から開幕戦(4月)へと移動している。

■2020年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 開催予定
第1戦 4月4~5日 富士スピードウェイ(静岡県)
第2戦 4月25~26日 鈴鹿サーキット(三重県)
第3戦 5月16~17日 オートポリス(大分県)
第4戦 6月20~21日 スポーツランドSUGO(宮城県)
第5戦 8月29~30日 ツインリンクもてぎ(栃木県)
第6戦 9月26~27日 岡山国際サーキット(岡山県)
第7戦 10月31日~11月1日 鈴鹿サーキット(三重県)
(*上記は申請中のもの。後日JAFからの公示をもって正式化される。変更等の可能性あり)

2020年は、やはり日本のスポーツ界にとって特別な年。オリンピック&パラリンピックと直接の関係はもたないモータースポーツにも、いろいろな影響は押し寄せる。そしてそれがシリーズに新たな焦点をもたらすことにもなりそうだ。

<追記:2019年9月28日>
依然として暫定開催予定の段階で、開幕戦が4月4~5日の鈴鹿、第2戦が4月18~19日の富士と変更されている。

2019年SUPER GT富士戦(5月の第2戦)の模様。《写真提供 GTA》

2019年SUPER GT富士戦(5月の第2戦)の模様。《写真提供 GTA》

2019年SUPER GT岡山戦の模様。《写真提供 GTA》

2019年SUPER GT岡山戦の模様。《写真提供 GTA》

2019年SUPER GT鈴鹿戦の模様。《写真提供 GTA》

2019年SUPER GT鈴鹿戦の模様。《写真提供 GTA》

2019年スーパーフォーミュラ富士戦の模様。《写真提供 Honda》

2019年スーパーフォーミュラ富士戦の模様。《写真提供 Honda》