ロッテが今季初めて、本拠地のソフトバンク戦で白星をあげた。この日まで対戦成績は4勝11敗と大きく負け越しており、特に本拠地では6連敗中だった。■本拠地でのソフトバンク戦6連敗がストップ ロッテが今季初めて、本拠地のソフトバンク戦で白星をあげ…

ロッテが今季初めて、本拠地のソフトバンク戦で白星をあげた。この日まで対戦成績は4勝11敗と大きく負け越しており、特に本拠地では6連敗中だった。

■本拠地でのソフトバンク戦6連敗がストップ

 ロッテが今季初めて、本拠地のソフトバンク戦で白星をあげた。この日まで対戦成績は4勝11敗と大きく負け越しており、特に本拠地では6連敗中だった。

 相手先発がハーラートップ12勝の和田だったため、試合前の伊東監督は「石川がむこうの打線をどう抑えてくれるか。接戦を期待する」と若干弱気だったが、終わってみれば、石川が期待通りの投球でソフトバンク打線をわずか2安打に封じた。指揮官が「4番がしっかり仕事をしてくれた」と話す通り、6回に出たデスパイネの2ランで0-0の均衡が破られた。

 前日の唐川の完封に続き、2試合連続で先発が最高の結果を出した。ブルペンに故障者続出で、厳しい状況が続くだけに、「唐川からいい流れで、先発陣もいつもより強い思いでいかなければ、という感じが、この2つ(2試合)、いい風に出ている」と先発の奮起を称えた。

 石川は、5日オリックス戦では9回にピンチを招き、あと1人というところでマウンドに来た落合コーチに「もう(ダメ)」と降板を申し出て、完投を逃していた。だが、この日は9回を107球で完投勝利。「いつもの弱気はなく、いい集中力で投げてくれた」と、伊東監督も頼もし気に語っていた。