文=佐保めぐみ 写真=バスケット・カウント編集部

『NBA選手になりたい』と大きな声で言えるような時代

『GALLERY2渋谷店』のリニューアルオープンを記念して、NBAグリズリーズの渡邊雄太が同店でトークイベントを実施した。

夏休み期間とあって会場いっぱいのファンの前でトークセッションが始まり、司会者から帰国して最初にしたことを問われると「最初の日の夜に、もつ鍋を食べに行きました」と笑顔で答えた。初めてNBAに挑んだシーズンを振り返り、「正直思った以上に大変でした。大学では授業があるので大変だったけど、卒業して勉強がなくなった分、時間に余裕が出てくるのかなと思っていました。だけど2日に1回ぐらいのペースで試合が行われて、年間80試合以上ありました」

「特にアメリカは広いので移動がすごく大変で、さらに僕は2ウェイ契約だったので、次の日の予定が寝る直前まで分からない状態の時もありました」。それでも「大変なことが多かったですが、すごく充実した1年でした」と語る。

『GALLERY2渋谷店』だけにシューズの話になると、「今、僕はPG3を履いています。軽くて足にフィットするし、すごく履きやすいです」と現在、渡邊が愛用しているバスケットシューズが紹介され、さらに会場には渡邊がこれから着用するモデルのシューズが2足置かれていた。

これから着用するシューズは青と赤のシューズがそれぞれあり、青いシューズはNBAで使用するもので、赤いシューズは日本代表の時に使用する予定だと話し、それぞれのチームカラーに合わせて作っているとのこと。

イベントの最後には、先ほどと同じバスケットシューズが当たる抽選会も行われ、大盛況の中イベントが幕を閉じた。

今回のイベントにはたくさんの子供たちも参加しており、夢や目標を持っている子供や若者へ向けて渡邊からメッセージが送られた。

「自分が子供の時はNBA選手になりたいと言うと笑う人が多かったんです。というのも、田臥(勇太)さんはいらっしゃいましたけど、前例がほとんどありませんでした。今は僕もNBAでプレーをさせてもらっていて、(八村)塁もこの間ドラフトされて、どんどんそういう流れになると思います。『NBA選手になりたい』と大きな声で言えるような時代になってきていると思うので、NBA選手になりたいと夢を持っている子供たちは、ぜひその夢を持ち続けて、夢に向かって一生懸命努力してもらえればと思います」

渡邊が話したように、NBAで活躍する日本人選手がいることは子供たちにとって、今までは遠い夢だったNBAを以前よりも身近に感じられるようになったに違いない。渡邊の活躍が、NBAを目標とする日本の子供たちに勇気や夢をも与えてくれるはずだ。これからは、ワールドカップや東京オリンピックが控えているが、未来のバスケットボール選手のためにも、渡邊の活躍に期待したい。