全国高等学校総合体育大会卓球競技兼第88回全国高等学校卓球大会(インターハイ)が、鹿児島県鹿児島市の鹿児島アリーナを舞台として8月15日(木)~8月20日(火)の6日間にわたって開催される。

行われるのは男女ごとの学校対抗・シングルス・ダブルスの計6種目。そこで有力校や選手をおさらいし、大会を展望していこう。

■学校対抗

男子学校対抗は現在インターハイを3連覇中の愛工大名電(愛知県)が堂々の本命。加山裕(3年)曽根翔・横谷晟(ともに2年)らに加え、中学王者で東京選手権ジュニアの部を制した谷垣佑真と濱田一輝(1年)のスーパールーキーも入学し、盤石のメンバーがそろった。

それを前回シングルス覇者の戸上隼輔(3年)を擁する野田学園(山口県)が追いかける図式で、二番手の宮川昌大(3年)の活躍にも不沈がかかる。さらに高校選抜準決勝で愛工大名電を2−3まで追い詰めた希望が丘(福岡県)は鋭いドライブを放つ阿部悠人、杉本和也(3年)のツートップを擁し、明徳義塾(高知県)も「手塚パンチ」と呼ばれるスマッシュを放つ前回シングルス3位の手塚崚馬(2年)が絶対的エースとして君臨する侮れない存在だ。

女子学校対抗の本命はインターハイを6連覇中の四天王寺(大阪府)だろう。エース塩見真希が抜けた穴を主将の三浦千緋呂(3年)やルーキーの菅澤柚花里(1年)らがどう埋めるかが見ものだ。

それを追いかける存在が、ワールドツアーでも活躍する相馬夢乃(2年)と出雲美空(3年)の2枚看板を擁する遊学館(石川県)。高校選抜準優勝のサプライズを演じた桜丘(愛知県)は顧琳婧(2年)らの活躍が期待されるほか、高校選抜準決勝で四天王寺を2−3と追い詰めた明徳義塾(高知県)は一撃のスマッシュを持つ船場清華(3年)がカギになる。

関東勢では横浜隼人(神奈川県)もエースの青木優佳(3年)と藤田奈子(3年)の2枚を揃え、優勝に迫れる布陣だ。

■シングルス

男子シングルスは前回王者にして、全日本ジュニアも制した戸上隼輔(野田学園3年/山口県)が大本命。必殺のミート打法を持つ手塚崚馬(明徳義塾2年/高知県)、新星・谷垣佑真(愛工大名電1年/愛知県)、谷垣を愛知予選大会決勝で破った加山裕(同3年)らが追いかける。そのほか高校選抜団体決勝戦で戸上を下した曽根翔(同2年)や関東大会を優勝した伊藤礼博(安田学園1年/東京都)らも一気の優勝をねらう。

女子シングルスは全日本ジュニア女王の出澤杏佳(大成女子高2年/茨城県)や相馬夢乃(遊学館2年/石川県)に加え、出雲美空(同3年)、青木優佳(横浜隼人3年/神奈川県)のサウスポー2人が優勝候補となりそうだ。さらに全日本ジュニアベスト8の稲吉美沙(希望が丘3年/福岡県)に加え、東京選手権ジュニアを優勝した菅澤柚花里(四天王寺1年/大阪府)の躍進も期待される。

■ダブルス

男子ダブルスは第1シードの戸上隼輔・宮川昌大ペア(野田学園3年/山口県)に、前回ワンツーフィニッシュを決めた愛工大名電(愛知県)が襲いかかる。加山裕・曽根翔ペア(3年、2年)や篠塚大登・谷垣佑真ペア(ともに1年)らが優勝争いに絡んでくるだろう。

女子ダブルスは前回優勝を飾った出雲美空・相馬夢乃ペア(遊学館3年、2年/石川県)が本命。それを前回準優勝の青木優佳・小畑美月ペア(横浜隼人3年、2年/神奈川県)、高校選抜で活躍した浅井一恵・原田杏菜ペア(桜丘3年/愛知県)らが追いかける。

同世代の強豪である張本智和(木下グループ、日大高校)や長崎美柚(JOCエリートアカデミー、大原学園)らは不参加であるものの、高校生の日本一を決めるにふさわしいメンバーがそろった。ぜひ一生ものの熱いプレーを目に焼き付けよう。

記事提供:ベースボール・マガジン社

写真提供:読売新聞社