準決勝は駒大との一戦。今季2戦2勝と相性の良い相手だ。立ち上がりから主導権を奪い、攻め上がりを見せた。前半19分には主将・佐藤亮が先制点を挙げ、前半40分に追加点。前半終了間際にオウンゴールを喫したが、最後まで守り抜き2―1で勝利。決勝戦進出を決めた。

 大一番の天皇杯2回戦・川崎フロンターレ戦から約2週間が経ち、迎えた今試合。「(この2週間)プレーの質を詰め直した。(今試合では)序盤から一つ一つのパスやトラップの精度を意識していた」(栗田大輔監督)。そして前半19分には「(須貝を)信じて走り込んだ」(佐藤亮)。須貝の正確なクロスを佐藤亮がヘディングで叩き込み先制。今試合、多くのクロスを上げてチャンスをつくり上げた須貝。「普段の練習からクロスをたくさん上げてきている」(須貝)。練習の成果が遺憾なく発揮され、リードを奪った。

 さっそくプロ入り内定の実力を見せつけた。3日前に来季J2・横浜FCへの加入を発表したばかりの瀬古。前半40分には「打った瞬間にボールが軌道に乗った」(瀬古)。瀬古のミドルシュートはゴール左隅を突き刺し、追加点を奪った。「自分のゴールで勝利につなげられた」(瀬古)と、次のステージへと進む瀬古にとって実力を示す幸先のいいアピール弾となった。その後は痛恨のオウンゴールで失点を許したが「必死に守ってくれた」(佐藤亮)と蹴り込んでくる駒大の攻撃を跳ね返し、2―1で試合終了。今大会優勝へとリーチを懸けた。

 次は決勝戦。「優勝を飾り、自信につなげたい」(佐藤亮)。リーグ首位と今大会優勝を合わせて堂々の関東王者として総理大臣杯連覇へ挑みにいく。

[佐々木崚太]

試合後のコメント

栗田監督

――今日の得点の流れについての評価はいかがでしょうか。

「2つのゴールはどちらもスーパーゴールだったので、純粋にいい形だったと思います」

佐藤亮

――先制点を挙げました。

「FWとして、キャプテンとして、決めるところで決めてチームが勝てばそれが一番自分にとっても、チームにとっても良いことです。今回も自分が決めて勝つことができたので、これを継続してチームを勝たせ続けられるようにやっていきたいと思います」

――残った課題を教えてください。

「もっともっとテンポよく動かしたりとか、競り合いや一対一で勝ち続けること、それは明治が求め続けていることなので、もっともっと相手を上回ってやっていかないといけないと思います」

瀬古

――2得点目のゴールシーンについて教えてください。

「ボールを受けたときにパスを出そうと思いましたが、フリーで考える時間ができました。ゴールを見たら空いていて、左足を振り抜いたらうまく入ったので、自分の判断が良かったと思います。なかなか自分は点を取るような選手でもないですし、今季はまだ東京都トーナメントの早大戦でしか取れていなかったので、ミドルシュートはボランチとして常に意識していました。右利きですが、リラックスしていたのか左足でもうまくパワーが伝わって良かったと思います」

須貝

――次戦に向けて意気込みをお願いします。

「優勝というのは最初から決めていたことです。総理大臣杯に2位で出るのと1位で出るのではかなり違います。大学サッカーを制すという目標があるので、関東でも崩さずに、圧倒的な力を見せて、勢い付けて総理大臣杯に臨みたいと思います」