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「彼のようなタレントが来れば自然と上手くいくもの」

サンダー時代からの盟友、ラッセル・ウェストブルックとロケッツで再びチームメートになったジェームズ・ハーデンは、シーズンMVP受賞経験を持つ超大型デュオの連携に自信満々だ。

アディダスのイベントに出席したハーデンは、ウェストブルックとのプレーについて問われると「楽しみだ」と笑顔を見せた。「彼も楽しみにしていると思うよ。オクラホマシティで11年もプレーしたのだから、彼にとってもキャリアの新しい章になる。僕は大歓迎だよ。上手くいく」

「僕らはNBAでもオリンピックでも一緒にプレーしてきた。彼のようなタレントがチームに来れば、自然と上手くいくもの。コミュニケーションを取りながら、ポゼッションごとに戦う。そうやっていくことで機能する方法を見つけられる。シーズンを通して機能する方法を見つける。そうやっていくものなんだ」

「ウチには才能のある選手が多いし、バスケットボールIQも高い。お互いに自己犠牲の精神を持つ選手が多い。必ず機能するよ」

前人未到の3シーズン連続『平均トリプル・ダブル』を達成し、2017年にシーズンMVPを受賞したウェストブルックと、ロケッツに移籍してから毎シーズン得点王争いに絡み、2018年にMVPを受賞したハーデン。どちらもNBA屈指の個人能力を持つ逸材だが、どちらも自分が中心となることで輝くタイプであり、安易なチームプレーは個性を打ち消すことにもなりかねないため、このデュオは一か八かの賭けという意見も多い。

不安要素も少なくない。ただ、だからこそどんなケミストリーが生まれるか分からない面白さもある。来シーズンのロケッツが非常にスリリングなチームになるのだけは間違いない。