イチロー外野手の所属するマーリンズが、現役引退を発表したアレックス・ロドリゲス内野手の獲得に動く可能性があると、米メディアが報じている。■敏腕記者のヘイマン氏がマ軍の「内部協議」伝える イチロー外野手の所属するマーリンズが、現役引退を発表し…

イチロー外野手の所属するマーリンズが、現役引退を発表したアレックス・ロドリゲス内野手の獲得に動く可能性があると、米メディアが報じている。

■敏腕記者のヘイマン氏がマ軍の「内部協議」伝える

 イチロー外野手の所属するマーリンズが、現役引退を発表したアレックス・ロドリゲス内野手の獲得に動く可能性があると、米メディアが報じている。

 第一報を報じたのは、米メディア「ファンラグ・スポーツ」に移籍した前CBSスポーツの敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏。「マーリンズでアレックス・ロドリゲスについての内部協議があった。しかし、現時点で彼らが契約しようとしている証拠はない。もし、(契約を)熟慮しているとしても、(獲得は)ロースターが(25人から40人に)拡大する9月1日以降になるだろう」と伝えている。

 Aロッドは先日、引退会見を開いた。11日(日本時間12日)の敵地レッドソックス戦に「4番・DH」で先発し、これが引退試合になると発表されている。ヘイマン氏はこの試合の後にヤンキースからリリースされるAロッドは、マイアミにある自宅に戻るだろうとレポート。マイアミはマーリンズの本拠地だ。記事では、Aロッドが高校時代にフロリダでプレーしており、マリナーズにドラフト指名される前は、マイアミでのプレーを望んでいたとも言及している。

■MLB公式サイトの番記者もツイート、再びイチローと同僚に?

 一方、名物オーナーとして知られるジェフリー・ローリア氏はAロッドのファンだが、7月のトレード期限までには獲得に興味を示していなかったという。このことから、獲得への話は内部協議の域を超えないのではないか、ともヘイマン氏は伝えている。

 Aロッドはメジャー史上4人目の700本塁打に4本と迫っている。イチローの3000安打とともに2つの偉業が同シーズンで達成されれば史上初の出来事となるところだったが、今季は打率.203、9本塁打と低迷。700本塁打には届かずに引退になると思われていた。しかし、イチローの3000安打に沸いたマーリンズで、偉業達成に挑む可能性も出てきた。

 また、MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロ氏は自身のツイッターで、足首の故障で長期離脱中のジャスティン・ボーア一塁手の復帰時期によって、Aロッド獲得に動くかが決まってくると伝えている。このままボーアに復帰の目処が立たないようなら、本気でAロッド獲りを検討する可能性もあるようだ。

 イチローはヤンキース時代にAロッドとチームメートだった。再び同じユニホームを着てプレーすることになるのか、今後の動きに注目が集まる。