写真=Getty Images

『Xファクター』になり得るシューター

キャバリアーズから解雇されたばかりのJR・スミスに、早速オファーがあったようだ。スミスは、7月18日にバックスと契約に関して話し合うと、『The Athletic』が伝えた。

昨シーズンを東カンファレンス首位で終えたバックスは、マルコム・ブログドンがペイサーズに移籍し、ニコラ・ミロティッチもNBAを離れてスペインのバルセロナに移籍したため、彼らに代わるウィングシューターを探している。

『スプラッシュ・マウンテン』ことブルック・ロペス、オールスターのクリス・ミドルトン、ベテランのジョージ・ヒルとの再契約に成功し、センターのロビン・ロペスや3&Dのウェスリー・マシューズとも契約したバックスのロスターにスミスが加われば、さらに層が厚くなることは間違いない。

今年の9月に34歳になるとはいえ、スミスは当たり始めたら止まらない爆発力を持つ選手だ。おそらくベテラン最低補償額になるだろうが、本人が受け入れれば、ベンチから流れを変えられる『Xファクター』になり得る。

また、エースであるヤニス・アデトクンボの周りをシューターで固めるバックスならば、スミスもフィットするだろう。2016年のキャブズの初優勝に貢献した時のように、サポート役に徹すれば、大きな戦力になれる。

去就が決まるのはトレーニングキャンプ直前、もしくはさらに後になる可能性もあったが、意外にも早めに新天地が決まるかもしれない。