弓道は、8月7日に開会式が行われ、10日の閉会式まで開催される。競技は宮崎県を舞台に、4日間に渡って熱い戦いが繰り広げられる。

弓は旧石器時代から伝来

日本人は、旧石器時代末期から弓を使われてきたと言われている。その後鎌倉時代に競技として行われていたようであり、鉄砲伝来により戦闘具としては終わりを告げ、弓術の目的は心身鍛錬と変わってきた。そして、平和な時代だった江戸時代に、弓は「術」として「道」として研修され、心身鍛錬の弓道を確立した。弓道は、人生そのものに喩えられる。最初は技術を磨くが上達するにつれて、技術だけでなく自己の人格を磨くことが必要になると感じる。まさに、人生のあらゆる局面と同じだ。

アーチェリーとの違いは?

弓の長さは221センチが基準。アーチェリーのような照準器や目印をつけたりすることは禁じられている。また、弓道は的に命中すればいいが、アーチェリーは的の中でも的中した場所で得点が分かれていて、その得点を競う。ここも弓道とアーチェリーの違いだ。ちなみに、的の大きさは、弓道が直径36センチに対してアーチェリーは122センチ。

射法八節って何?

弓道には射法八節と言われる射法の一連の動作がある。弓を射るには、8つの動作を一連で行う。

①足踏み→②胴作り→③弓構え→④打起こし→⑤引分け→⑥会→⑦離れ→⑧残心

最後の残心は、射の総決算で矢が離れた時の姿勢をしばらく保つことだ。「残身」ではなく、「残心」としているところが、心を磨くことが必要なのだろう。

坐射と立射って何?

インターハイの弓道は、男女ともに行われ、個人と団体がある。標的は直径36センチ霞的・直径24センチ星的を使い、射距離は28メートル。団体は予選と決勝トーナメントともに、5人1組で各自4射の計20射。決勝トーナメントは、同中の場合、各自1射ずつの競射を行い、勝敗を決する。いわゆるサッカーでいうPK戦みたいなもの。個人は、予選から準決勝まで各自4射を行い、3中以上の的中をもって通過とする。決勝戦は、射詰競射により上位から順位を決定。つまり、外したら負けの一発勝負だ。なお、5射目より直径 24 ㎝星的に変更される。

弓道には、坐射と立射がある。坐射は文字通り、座っている状態から始まり、立射は立っている状態から始まる。インターハイの弓道では、予選が立射、決勝トーナメントになってから坐射となる。

近年は鳥取県勢が強い

昨年の団体戦は、男子が延岡学園(宮崎)、女子は鹿児島南(鹿児島)が優勝した。平成25年、26年では男子の鳥取西(鳥取)が連覇。26年に至っては男女で制している。27年も女子の境港総合技術(鳥取)が優勝しており、近年では鳥取県勢が強さを見せている。宮崎で行われる今年の弓道は、果たしてどこの高校が優勝するのか。団体、個人ともに目が離せない。