強豪がしのぎを削る今大会。予選は東農大、慶大に連敗。強豪校の日大にも一つの白星しかあげられず予選敗退した。一方、個人戦では東龍輝(政経4=文徳)がベスト16進出を果たした。◆7・14 第9回全日本大学選抜金沢大会(石川県卯辰山相撲場)▼団…
強豪がしのぎを削る今大会。予選は東農大、慶大に連敗。強豪校の日大にも一つの白星しかあげられず予選敗退した。一方、個人戦では東龍輝(政経4=文徳)がベスト16進出を果たした。
◆7・14 第9回全日本大学選抜金沢大会(石川県卯辰山相撲場)
▼団体戦
明 大――予選敗退
・予選1回戦
明 大 2-3 東農大○
・予選2回戦
明 大 2-3 慶 大○
・予選3回戦
明 大 1-4 日 大○
▼個人戦
東――ベスト16
藤原、太治――2回戦敗退
篠田、八幡、赤間、松村――1回戦敗退
あと1勝が遠かった。東日本学生選手権に出場していた宇都宮愛樹(政経3=野村)と佐藤大地(政経3=埼玉栄)がケガの影響で欠場していた明大。「厳しい戦いだと思っていた」(守重佳昭監督)というように、団体予選は苦戦を強いられた。初戦の東農大、2回戦の慶大ともに、中堅・東が2戦2勝の活躍で2-1とするが、その後が続かず。2試合連続2-3で惜敗した。3回戦の日大戦も東の1勝止まり。「チームとしての士気が足りなかった」(東)。勝ち点をあげられないまま予選敗退が決まった。
金沢にめっぽう強い男だ。2年次に初出場した際には、大将として日体大に値千金の勝利を収めると、3年次には団体戦では4戦4勝の活躍。 今大会も団体戦3戦3勝に加え、個人ではベスト16に進出した。「昨年度一昨年と調子が良かったので、その流れに乗れた」(東)。まさにご当所と言わんばかりの活躍を見せつけた。
勝負の夏がやってくる。新体制となってから、一度も決勝トーナメントに進出できていない。それでも東日本インカレ後からは「全体で練習を見直して、みんなで声をかけてやっている」(藤原竜平主将・政経4=埼玉栄)。今大会は強豪校に対し、あと一つまで追い詰め、確実に進化し続けている。インカレ優勝に向けて、一歩づつ課題を克服していく。
[髙橋昇吾]
試合後のコメント
守重監督
--どんな試合展開を想定されていましたか。
「東日本で主力だった3年生2人がいない状況で、厳しい戦いだと思いながら今回参加しました。東内容としては、0勝5点だけど、次に光明があるような戦い方としてもチームとして一生懸命声を掛け合ってやっている姿を観れたので、一歩東日本よりは前に進めたかなという試合内容でした」
藤原
--東日本学生選手権を終えて意識してることは何でしょうか。
「全体で練習を見直して、みんなで声かけてやっています。自分の場合は気持ちで、1年、2年で試合で勝っていた時を思い出して、勝たなければいけないというプレッシャーに勝つように臨みました」
東
--今日の試合の評価をお願いします。
「団体は自分は良かったですけど、チームとしては士気が足らなかったと思います。個人戦は、調子良かったんで優勝狙っていたんですけど、体の大きい相手に萎縮してしまって負けてしまいました」
--金沢大会との相性が良いです。
「一昨年昨年度と調子良かったんで、その流れで今年もいけるかなと思いました」