7月14日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会最終日。男子シングルス決勝、女子ダブルス決勝、混合ダブルス決勝、車いす男子シングル決勝、車いす女子ダブルス決勝が行われた。男子シングルス決勝…

7月14日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会最終日。男子シングルス決勝、女子ダブルス決勝、混合ダブルス決勝、車いす男子シングル決勝、車いす女子ダブルス決勝が行われた。

男子シングルス決勝、前年優勝者で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同大会8度の優勝を誇る第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。ジョコビッチが7-6(5)、1-6、7-6(4)、4-6、13-12(3)で勝利し、2年連続5度目の優勝を果たした。試合時間は4時間57分、今年から「ウィンブルドン」でも導入された最終セットタイブレークまで激闘はもつれた。

この優勝でグランドスラムタイトルの数を16に伸ばしたジョコビッチ。試合後のインタビューで「これは最もエキサイティングな決勝の一つと言えます。少なくとも3本の指には入るでしょう。歴史に残る最も素晴らしい選手と、このような素晴らしい試合ができて、本当に誇りに思います」と語った。

一方、準優勝のフェデラーは「素晴らしい試合だったと思います。とても長くて、中身も濃かったです。最高のテニスができたと思っています。自分のパフォーマンスにも満足していますが、ノバクも最高です。本当におめでとう」とジョコビッチを祝福した。

車いすの部では、男子シングルス決勝で国枝慎吾(日本/ユニクロ)がグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)と対戦。国枝は6-4、3-6、2-6で敗れ、同大会初優勝はならなかった。

現在35歳の国枝は、グランドスラムのシングルスで22回の優勝経験を持つ。しかし「ウィンブルドン」ではまだタイトルを獲得しておらず。今回あと1歩まで迫ったグランドスラム4大会制覇の偉業達成は、今大会ではならなかった。

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【7月14日 主な試合結果】

◆男子シングルス

決勝

〇[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)7-6(5)、1-6、7-6(4)、4-6、13-12(3) ●[2]ロジャー・フェデラー(スイス)

◆女子ダブルス

決勝

〇[3]シェイ・スーウェイ(台湾)/バーボラ・ストリコバ(チェコ)6-2、6-4 ●[4]ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/シュー・イーファン(中国)

◆車いす男子シングルス

決勝

〇[2]グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)4-6、6-3、6-2 ●[1]国枝慎吾(日本/ユニクロ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのジョコビッチ(左)とフェデラー(右)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)