14日、「ウィンブルドン」ジュニアの部、男子シングルスで16歳の望月慎太郎が優勝を果たした。グランドスラムのジュニアシングルスで日本人男子が優勝するのは、史上初の快挙。また女子を含めても、19…

14日、「ウィンブルドン」ジュニアの部、男子シングルスで16歳の望月慎太郎が優勝を果たした。グランドスラムのジュニアシングルスで日本人男子が優勝するのは、史上初の快挙。また女子を含めても、1969年の「ウィンブルドン」ジュニアの部で優勝した沢松和子さん以来、50年ぶりとなる。

望月は5月の「全仏オープン」と今大会で錦織圭（日本／日清食品）に練習相手として指名された、期待のジュニア選手。

望月はこの日の決勝で、Carlos Gimeno Valero（スペイン）と対戦し、6-3、6-2のストレートで勝利を収めた。

第1セットでは、第3ゲームで先にブレークするも、そこからお互いにブレークが続く譲らぬ展開。それでも第8ゲームでようやく望月が抜け出しキープすると、第9ゲームもブレークして第1セットを先取した。

第2セットは第4ゲームで先行すると、チャンピオンシップポイントでは、見事なバックのダウン・ザ・ラインを決めて優勝をものにした。

望月は試合後、自身のTwitterに動画をアップ。「ウィンブルドンで優勝できてとても嬉しいです。盛田会長はじめ、山中コーチ、チームメイト、IMGのみなさんにいつも感謝しています。本当にありがとうございました」とメッセージを送っている。

望月は、錦織同様、日本テニス協会名誉会長である盛田正明さんのテニスファンドを通じて、IMGアカデミーに留学している。

錦織も果たせなかった日本人男子初となる快挙。まだ16歳の望月が、これからどのような成長と活躍を見せてくれるのか、期待したい。

（テニスデイリー編集部）

※写真は「ウィンブルドン・ジュニア」での望月慎太郎

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)