「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会最終日、男子シングルス決勝。ロジャー・フェデラー(スイス)はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6(5)…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会最終日、男子シングルス決勝。ロジャー・フェデラー(スイス)はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6(5)-7、6-1、6(4)-7、6-4、12(3)-13で破れ、準優勝となった。そのフェデラーが試合後のインタビューで、自身と同じ37歳の同世代にエールを送った。

インタビュアーの「記憶に残る結果ですね」という感想に対し開口一番「大変な結果ですね。忘れたいです」と笑顔で答え、会場からの大きな笑いと拍手を誘った。

続けて「素晴らしい試合だったと思います。とても長くて、中身も濃かったです。最高のテニスができたと思っています。自分のパフォーマンスにも満足していますが、ノバクも最高です。本当におめでとう」と振り返った。

「37歳でここまで頑張れるとは驚異的ですね」という問いかけには「そうですね。他の人たちを勇気づけられるのであれば嬉しいですね。もちろん、リカバリーには時間をかけます。なぜこんなにできるのか、こんなに頑張れるのかはわかりませんが、他の37歳のみなさんも頑張ってください」と笑顔で語った。

家族の応援については「残念ながら準優勝ですが、喜んでくれると思います。みんなが見てくれていて、本当に嬉しいです。次の試合までこれからは、父親として、夫として頑張ります」と締めくくった。

試合時間は4時間57分、今年から導入された最終セットタイブレークまで激闘はもつれた。フェデラーには途中2本のチャンピオンシップポイントもあったが、あと1本が遠かった。それでもフェデラーは、最高の試合を世界中に届けた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのフェデラー

(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)