今年の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)男子シングルスの決勝は、8度優勝のロジャー・フェデラー(スイス)と4度優勝のノバク・ジョコビッチ(セル…

今年の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)男子シングルスの決勝は、8度優勝のロジャー・フェデラー(スイス)と4度優勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)の組み合わせとなった。

「ウィンブルドン」はフェデラーが初優勝した2003年から昨年までの16年間、フェデラー、ジョコビッチ、ラファエル・ナダル(スペイン)、アンディ・マレー(イギリス)の4人しか男子シングルスでチャンピオンになっておらず、今年もその独占を破る者は現れなかった。

フェデラーとジョコビッチの過去の対戦成績は、フェデラーが22勝、ジョコビッチが25勝。直近では昨年の「ATP1000 パリ」準決勝で対戦しており、ジョコビッチが勝利している。また、この試合はATPによって2018年のベストマッチに認定されている。

「ウィンブルドン」ではフェデラーが1勝、ジョコビッチが2勝だ。2012年の準決勝ではフェデラーが6‐3、3‐6、6‐4、6‐3で勝利し、そのまま優勝。しかし2014年の決勝では6(7)‐7、6‐4、7‐6(4)、5‐7、6‐4で、2015年の決勝でも7‐6(1) 6(10)‐7、6‐4、6‐3でいずれもジョコビッチが優勝を飾った。

今年は4年ぶりにこの「ウィンブルドン」で対戦することになる。フェデラーはここまで絶好調で、準々決勝では全力でぶつかってきた錦織圭(日本/日清食品)から第1セットを落とすものの、完勝といえる内容。準決勝では同じく圧倒的な実力で勝ち上がってきたナダルにもロングラリーで上回った。

一方のジョコビッチも準々決勝ではダビド・ゴファン(ベルギー)に6ゲームしか与えない完勝。準決勝では今シーズン2連敗を喫していたロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に貫録勝ち。

両者とも良い状態で決勝に進出しており、最高の試合が行われるだろう。第1シードと第2シードの頂上決戦となった決勝は、日本時間14日22時に開始予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2015年「ウィンブルドン」でのフェデラー(右)とジョコビッチ(左)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)