「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会12日目、女子シングルス決勝で第11シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第7シードのシモナ・ハレ…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会12日目、女子シングルス決勝で第11シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第7シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦。セレナは2-6、2-6でハレプに敗れ、準優勝となった。ハレプは「ウィンブルドン」初優勝。

第2セットはセレナのサービスゲームからスタート。第1セットを2-6で落としたセレナは、第1ゲームの1プレー目で必死にボールに食らいつくハレプにポイントを奪われると、続くプレーでショットを決め、大声をあげて気合いを入れ直し、このゲームをキープした。

少しずつ自分を取り戻してくるセレナは、ハレプにブレークポイントを与えないものの、自身もチャンスを引き寄せることができず、お互いにサービスゲームをキープする展開が続いた。

そして第5ゲームで15-40とピンチを迎えたセレナ。どこに打ち込んでもボールを追って返してくるハレプにブレークを喫し、ゲームカウント2-3とされた。

なんとか追いつきたいセレナだが、第7ゲームでも自身のミスによってデュースに持ち込まれると、攻め急いだセレナがミスを重ね、ブレークを許してしまう。

ハレプのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第8ゲームで一矢報いたいセレナだが、ハレプのサービスゲームを破ることができずに第2セットも落とし、準優勝となった。

セレナは出産から復帰後、昨年の「ウィンブルドン」、「全米オープン」で決勝進出するも準優勝。今回も優勝を逃し、マーガレット・コート(オーストラリア)の持つグランドスラムシングルス優勝最多記録24個に並ぶことができなかった。

一方ハレプにとっては、昨年の「全仏オープン」以来となる2度目のグランドスラム優勝となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのセレナ

(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)