少林寺拳法は、男女ともに8月2日に開会式が行われ、4日の閉会式まで開催される。宮崎県を舞台に、4日間に渡って熱い戦いが繰り広げられる。

少林寺拳法は人づくりの道

少林寺拳法は、1947(昭和22)年に創始者・宗道臣によって自信と行動力と慈悲心を持った社会で役立つ人を育てる、「人づくりの道」として香川県において創始された日本古来の武道。少林寺拳法は人づくりの行と言われ、つよさ、やさしさ、かしこさを得ることで自信がつく。そしてその自信で、周りの人々を思いやったり、元気にする人を育てる。そんな人が一人でも増えれば、きっと明るくて平和な社会や国になる。少林寺拳法はそんな人づくりや国づくりを目指している。(参考:一般社団法人少林寺拳法連盟HP)

攻めより守ることが大事

少林寺拳法は「拳禅一如」、「力愛不二」、「守主攻従」、「不殺活人」、「剛柔一体」、「組手主体」と6つの特徴がある。そのうちの、「守主攻従」とは、文字通り、守備が主体で攻撃はその次という少林寺拳法の技法体系からなる。また、確かな守りの体勢を築くことで、相手の弱点を冷静に見極め、有効な反撃ができると考えられている。そして、「不殺活人」に示されるように、人を傷つけるためではなく、自分や他人を守り、生かすことが少林寺拳法の技法。これらの特徴から分かるように、少林寺拳法は決して他者を傷つける技法ではなく、心技体全てを鍛錬するものであるといえる。

空手との違いは?

インターハイの競技種目は、男女ともに団体演武、組演武、単独演武からなる。団体演武の1チームは正選手6名と補欠2名で、各都道府県から1チームと開催県の宮崎県からは2チーム出場する。組演武は2組4名、単独演武は2名が参加制限となっている。団体演武と同様に、開催県の宮崎県は、各種目とも他の都道府県の倍の人数が出場する。演武とはその名の通り、技を演じるもの。空手の組手のように相手と勝負して勝敗を決めるのではなく、あくまでも同じチーム内で技を披露しその美しさを競う競技といえる。

演技時間は、組演武、団体演武においては、開始から終了まで、1分30秒以上 2分以内とし、未満超過は10秒ごとに、総合点より5点減点される。 尚、3分を超える場合は、失格となる。単独演武においては、開始から終了まで、1分以上1分15秒以内とし、未満超過は10秒ごとに、総合点より5点減点される。 尚、2分を超える場合は、失格とされる。勝敗は5名の審判による採点で決められる。主審及び副審の5名が技術度(60点)と表現度(40点) を採点し、最高点、最低点を引いた審判員3名の合計を総合点とする。 つまり、5人の審判がそれぞれ100点、90点、80点、70点、60点と採点した場合、最高の100点と最低の60点が除かれ、90点+80点+70点の240点が得点となる。

千葉の桜林が団体3連覇中

昨年は、桜林(千葉)が男女の組演武と男子団体演武で優勝した。桜林は、男子団体演武で2016年から3年連続優勝。今年も出場するだけに、4連覇がかかるか注目が集まる。