セレブゲームでアイバーソンとトーマスが交流平均身長200センチを超えるNBAにおいて、小柄な選手の活躍は際立つ。小兵スコアラーとして確固たる地位を築いた選手の代表格は、1990年代後半からNBAを牽引したアレン・アイバーソンだろう。身長18…

セレブゲームでアイバーソンとトーマスが交流

平均身長200センチを超えるNBAにおいて、小柄な選手の活躍は際立つ。

小兵スコアラーとして確固たる地位を築いた選手の代表格は、1990年代後半からNBAを牽引したアレン・アイバーソンだろう。身長183cmと小柄ながら、得点王に輝くこと4回(1999年、2001年、2002年、2005年)。抜群の身体能力で200cmを超える選手のディフェンスを打ち破り、1試合30得点、40得点、50得点とマークした姿に、ファンは度肝を抜かれた。

アイバーソン時代は終わりを告げたが、現代のNBAにも小兵スコアラーとして奮闘する選手は残っている。セルティックスのエース、アイザイア・トーマスだ。

トーマスは、アイバーソンよりも低い175cmでありながら、昨シーズンはキャリアハイとなる平均22.2得点を挙げ、オールスターにも初出場。新シーズンもセルティックスの中心選手として期待されている。

そんなトーマスとアイバーソンが、先週末フィラデルフィアで開催されたセレブマッチで競演。トーマスは、Instagramにアイバーソンとの2ショット画像に、以下のメッセージを付けて投稿した。

「彼こそバスケットボール史上最高のパウンド・フォー・パウンド! 素晴らしい功績を残してくれて、本当に感謝している。第二のアレン・アイバーソンは現れないだろうけれど、僕が最も近い存在になるさ(笑)。今回の試合に招待してくれて、観客の前で話す時間も与えてくれて感謝している。これまでにあなたと交わした会話が、試合に対する僕のアプローチを変えた。本当に感謝しているよ!」

「身体のサイズでプレーしているわけはない。俺はハートでプレーしている。ハートでプレーすることで、大半のことを乗り越えられてきた」という名言を残したアイバーソンからの薫陶を受け、トーマスは、来シーズンもリーグを代表する突貫プレーヤーとしてセルティックスを引っ張る。

アイバーソンよりもスピードは劣るものの、シュートの正確性と駆け引きのうまさで得点を量産する。