「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会11日目、男子シングルス準決勝。第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第3シードのラファエル・ナ…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会11日目、男子シングルス準決勝。第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)を7-6(3)、1-6、6-3、6-4で破り、12度目の決勝進出を果たした。そのフェデラーが試合後のインタビューに答えた。

開口一番、フェデラーは「もうクタクタです」と語ると、続けて「厳しい試合でした、特に終盤は。ラファは信じられないショットを返してきて、とてもハイレベルな試合でした。厳しかったですが、楽しむこともできました。ラファとの試合はいつも特別なものです」と試合を振り返った。

フェデラーはさらに「勝因はサーブが上手くいっていたことと、分岐点となるここ一番のポイントが取れたことですね。スピンもかけたし、上下の変化もつけることができました」と語った。そして「マッチポイントでは、なかなか自分の流れに持っていけずに厳しい展開でしたが、最後は自分の流れに持っていくことができました。彼は常に反撃をし続けて、しぶとい相手です。本当に楽しい試合でした」と、改めてナダルを称えた。

勝利したフェデラーは、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と決勝で対戦する。ジョコビッチは第23シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を破っての勝ち上がり。

次戦についてフェデラーは「ノバクも素晴らしい試合でしたね。彼は本当に素晴らしい選手です。今週の彼の試合はどれも素晴らしかったですね。できればナンバーワンを決める試合で彼に打ち勝ちたいですね。特別な試合になると確信し、ワクワクしています」と締めくくった。

フェデラーとジョコビッチの対戦成績は、22勝25敗でわずかにジョコビッチに負け越している。しかも2016年から3連敗中だ。とはいえ、BIG3の対戦となると、何が起こるか最後までわからない、目が離せない対戦となるだろう。

要注目の決勝は、決勝は大会最終日、日本時間の7月14日に開催予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのフェデラー

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)