2020年7月24日。日本の首都・東京にスポーツの祭典、オリンピックがやってくる。 東京2020オリンピック競技大会(以下:東京2020大会) を、より身近に感じてもらうため“CRAZY ATHLETES magazine”では五輪に関する…

2020年7月24日。日本の首都・東京にスポーツの祭典、オリンピックがやってくる。

東京2020オリンピック競技大会(以下:東京2020大会) を、より身近に感じてもらうため“CRAZY ATHLETES magazine”では五輪に関する様々な取り組みを冊子化している。

12日、スポーツブルで編集している無料冊子“CRAZY ATHLETES magazine”最新号が発行された。2019年7月12日、この日から数えて378日後にあたる2020年7月24日、いよいよ東京2020大会が幕開けする。

突然だが「ピクトグラム(pictogram)」という言葉をご存知だろうか。

あまり聞き覚えのない言葉だが、実は私たちの身の周りに数多く存在する伝達コミュニケーションのツール。有名な例として非常口の案内や公共交通機関、トイレの表示、禁煙サインなどの絵文字がある。

言葉で伝えられなくもパッと見ただけで理解することが出来る優れものだ。

東京2020大会は、全55競技(オリンピック33競技・パラリンピック22競技)の開催が予定され、これらの競技を表すピストグラムも今春発表された。

各競技を正確に表現し躍動するアスリートの動きを見事に引き出したデザインで、このピストグラムは1964年開催の東京オリンピックで普及したと言われ世界中の人々が言語を問わず、ひと目見ただけで理解が出来るよう練り上げられたデザインが特徴。

予想を上回るスピードで増加する外国人旅行者へのサポート、またインバウンド対応に、これ以上のものはないだろう。地図表記、サイン類、ガイドブック、WEBサイト等など“情報伝達”に大いに活用され、2020年7月24日の開会式に向けて、私たちが目にする機会もさらに増えることは間違いない。本大会が近づく実感が高まり各競技への期待を膨らませてくれる。

東京2020大会が終わっても、55のピクトグラムは多くの人に間に浸透し、人とスポーツを繋いでいく。それは10年後、100年後に引き継がれていくレガシーだ。

本誌CRAZY ATHLETES magazine vol.20号が発行された7月14日から数えて、東京2020オリンピック競技大会(以下:東京2020大会) まで378日。

インフラ面では開・閉会式が行われる新国立競技場が日に日に完成へと近づき、2020年1月1日に天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会の決勝戦が開催されることも発表された。

日本全国では、オリンピックムーブメントのうねりが大きな波となって押し寄せている。

「CRAZY ATHLETES magazine」では、アスリートの息づかいや輝くプレー、競技の魅力を多くの人の目に触れてもらう機会を作り、高みを目指していきたいと願っている。

文 / 石田達也(スポーツライター)