「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会10日目、女子シングルス準決勝で第11シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が世界54位バーボラ・スト…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会10日目、女子シングルス準決勝で第11シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が世界54位バーボラ・ストリコバ(チェコ)と対戦。6-1、6-2でセレナが勝利し、2年連続11回目の決勝進出を果たした。試合時間は59分。

両者は過去に3度対戦しており、セレナが3勝0敗としていたが、今回も圧倒的な勝利をあげ、4連勝とした。

第1セット、第4ゲームでブレークしたセレナは、第6ゲームでもブレーク。ゲームカウント5-1で迎えた第7ゲームで0-40と3本のブレークポイントを握られるも、すべてしのいでキープして5ゲームを連取。6-1で第1セットを先取した。

第2セットでもセレナの勢いは止まらなかった。序盤3ゲームはお互いにキープするも、第4ゲームから5ゲームを連取し、6-2で第2セットを連取して勝利を決めた。

セレナはファーストサーブの成功率が61%、アンフォーストエラーの数が10本とストリコバと同じ。しかしそれ以外のスタッツはすべてストリコバを上回っており、数字の面で見ても圧勝となった。

11度目となる決勝進出についてセレナは試合後のインタビューで「しんどい1年だったことを考えると素晴らしいことですね」と語ると、「試合をすることにより調子が上がってきて、自分ができる最高のプレーができています」と試合を振り返った。

そして「大勢のみなさんの前でプレーできることは誰にでもできることではありません。とっても嬉しいし、最高の気分です。本当に楽しめています」と笑顔で語った。

勝利したセレナは決勝で第7シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。ハレプは第8シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を破っての勝ち上がり。

ハレプについてセレナは「タフな相手ですね。芝コートではとっても良いプレーをしますからね」と語った。

セレナは優勝すると、マーガレット・コート(オーストラリア)の持つグランドスラムシングルスタイトルの最多記録である24個に並ぶことになる。女子シングルス決勝は大会12日目に行われる予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのセレナ

(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)