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ベンチ起用を心から受け入れられるまでは未所属か?

フリーエージェント選手のほとんどが契約先を決めた中、昨シーズン序盤戦を最後にコートを離れているカーメロ・アンソニーの行き先はまだ決まっていない。

昨シーズン開幕をロケッツで迎えたカーメロは、キャリア初のベンチ起用を受け入れた。しかし、わずか10試合に出場した後、チームと話し合った上で事実上の退団が決まり、別行動を取った。年明けにブルズにトレードされるも、1試合にも出場せずに解雇され、フリーエージェントになる道を選んだ。

「カーメロ・アンソニーは終わった」という声もある中、ナゲッツとニックスで彼とプレーしたチャウンシー・ビラップスは「彼は今も素晴らしい選手」と、『SiriusXM NBA Radio』に出演した際に語った。それでも、いまだに契約先が決まらない理由について、ビラップスは次のように推測している。

「メロのことを思うと残念だ。彼はいつだって素晴らしいチームメートだったからね。ハードな練習を毎日こなすし、試合も休まなかった。今の自分に言えることは、メロにとって1試合30得点がとても大きなことだってことさ」

「彼は20得点とか22得点とかを決めてチームが勝っても満足しない。自分が36得点を決めてチームが負けた場合、彼はチームメートを勇気づける。それだけ30得点というのは、彼にとって意味のあるものだったんだ」

「彼がどのチームにも所属していない理由で言うと、彼はまだ素晴らしい選手だけれど、まだ精神的な部分では『チームの役に立つようプレーする。相手のセカンドユニットとマッチアップする。勝負を決める役割は任せられなくても、とにかくチームの役に立ちたい』と言うまでの心境に至っていないんだろう」

カーメロは35歳で、キャリアの終盤を迎えている。ビラップスが言うように、まだエースという意識が抜けないままどこかのチームと契約しても、昨シーズンの二の舞となるだけだ。

気持ちの整理がついたとしても、その頃にはすべてのチームのロスターが埋まっている可能性はある。ただ、長いシーズン中には負傷者が必ず出てしまうもので、シーズン中の補強を迫られる優勝候補も出てくる。どんな役割でも受け入れられるようになった時、彼は再びNBAのコートに立つつもりでいるのかもしれない。