ハンドボールは、男女ともに8月3日に開会式が行われ、9日の閉会式まで行われる。熊本県を舞台に、7日間に渡って熱い戦いが繰り広げられる。

パワーとスピードが要求されるコート上の格闘技

参加校は、各都道府県から男女各1校で、開催県が2校。故に、今年は熊本県が2校出場できる事になる。計48校によるトーナメント方式で高校ハンドボールのNo.1を争う。簡単にルール説明をすると、コートに立てるのはフィールドプレイヤー6人とゴールキーパー1人を合わせた計7人。ドリブルでボールを進めることができ、ボールを持って歩けるのは3歩まで。しかし、ここで注意したいのは、空中でボールを取って着地した場合は1歩としてカウントされないので、場合によって4歩まで歩くことができる。バスケットボールとほぼ同じようなルールではあるが、ここがバスケットボールと大きく違うところだ。コートの大きさは40m(長さ)×20m(幅)。バスケットボールの28m(長さ)×15m(幅)より広いだけに、より持久力とスピードを要求される。

ハンドボールならではの要素は、ゴールから6メートルのラインが引かれている範囲にはゴールキーパーのみ入ることができること。シュートはこのゾーンの外側から、またはゾーンの内側に向かってジャンプしている状態で打たなければならない。また、正面からの接触プレーは反則ではないため、格闘技のようなボディコンタクトが見られる。遠くからシュートを放つ力、6メートルライン内に入るジャンプ力などハンドボールでは相当な身体能力が求められる。

宮﨑大輔ら日本代表クラスを輩出

インターハイのハンドボールは、国体、選抜と並ぶ高校ハンドボール界の大舞台だけあって、多くの日本代表クラスの選手が経験している。例えば、日本にハンドボール人気を広めた功労者の一人でもある元日本代表の宮﨑大輔氏(現・日本体育大学)。大分電波高校(現在は大分国際情報高校)時代の1998年と99年に出場して、98年が準優勝、99年もベスト4に進んだ。また、現日本代表の部井久アダム勇樹(セッソンレンヌ)は、2017年に博多高校から出場した。さらに、22歳以下の日本代表に入り、史上初の東アジア選手権優勝(2017年)に貢献した山田信也(明治大学)は、2015年に愛知高校からインターハイの舞台に立った。未来のハンドボール日本代表候補が隠れているだけに、インターハイは要注目だろう。

男子は氷見連覇なるか 2回戦で昨年決勝の再現?

男子では、昨年の4強が今年も出場。優勝した氷見(富山)、準優勝の藤代紫水(茨城)、駿台甲府(山梨)、北陸(福井)。藤代紫水は1回戦の高知中央(高知)戦を勝ち上がれば、2回戦でいきなり氷見と対戦することになり、昨年の決勝の再現となる。女子では、インターハイ連覇中だった佼成学園女子(東京)と昨年準優勝の浦添商(沖縄)が今年は出場できず。その一方で、昨年ベスト4の不来方(岩手)、明光学園(福岡)は出場。両校は別ブロックに分かれたため、対戦するとしたら決勝戦という組み合わせになっている。