錦織圭(日本/日清食品)の今年の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)は、昨年に続くベスト8で幕を閉じた。錦織は今後の目標として、世界ランキングで…

錦織圭(日本/日清食品)の今年の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)は、昨年に続くベスト8で幕を閉じた。錦織は今後の目標として、世界ランキングで「全米オープン以降さらに良い位置にいれるようにしたい」と語っている。

錦織は準々決勝でロジャー・フェデラー(スイス)と対戦し、6-4、1-6、4-6、4-6で敗れ、初のベスト4進出はならなかった。

記者会見では今大会について「芝でのプレーは昨年に続き良いプレーが出来たので、ここでやるのは毎年楽しみになるかなと思います」と芝コートでの戦いに手応えを掴んだことを話した。

「全体的にプレーの質は上がっていたと思います。去年よりどの試合も良かったですし、悪い試合はなかったので。安定して芝でもプレーできるんだなと、改めて自信になりました。今日はあんまりでしたけど、サーブも良くなってきているので。ハードコートでもファーストサーブの確率が上がって、フリーポイントが増えれば、よりチャンスが出てくると思います」

錦織の次なる戦いは、最も結果を出している「全米オープン」を含む、北米ハードコートシーズン。まずは7月29日に開幕する「ATP500 ワシントンD.C.」を予定している。

今後の目標については「ランキング的には、意外と自分が思っているよりも良い位置にいるので、それは維持したいですね。全米オープン以降さらに良い位置にいれるようにしたいです」と語っている。

「インディアンウェルズとマイアミはあんまり良くなかったので、若干ハードコートに対して不安はありますけど。全仏オープンとウィンブルドンでプレーは良くなってきているので頑張りたいですね」

錦織は現在世界ランキング7位だが、前哨戦の結果次第では、「全米オープン」で第4シードになる可能性もある。悲願の優勝のためにも、準々決勝で上位4シードと当たるのはできるだけ避けたい。錦織の今後の活躍に期待がかかる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭

(Photo by Simon Stacpoole/Offside/Getty Images)