「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会9日目、男子シングルス準々決勝で、第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が第2シードのロジャー・フェデラ…
「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会9日目、男子シングルス準々決勝で、第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。6-4、1-6、4-6、4-6で錦織が敗れ、日本男子としては86年ぶりのベスト4進出はならなかった。試合時間は2時間36分。
錦織にとっては久しぶりに全力で臨めたグランドスラムの準々決勝だったが、芝の帝王に地力を見せつけられ完敗だった。
なかでも大きな差となったのは、サービスゲームでのポイント獲得率だ。錦織は試合を通して57%。18回あった自身のサービスゲームのうち、9ゲームでブレークポイントを握られ、4度のブレークを喫した。
一方のフェデラーは立ち上がりでミスが多く、最初のサービスゲームを失ったものの、落としたのはそこだけ。サービスゲームでのポイント獲得率は74%で、その多くがサーブだけ、あるいは3球目攻撃で簡単にポイントを奪い、リターンゲームに集中できた。
錦織は第3・第4セットこそ、我慢のプレーで中盤までキープを続けたものの、最初のポイントを取られるなどサービスゲームでのプレッシャーが重くのしかかっていた。
敗れた錦織だが、これでグランドスラムでは5大会連続でベスト8へ進出。次は最も結果を出している「全米オープン」を含む、北米ハードコートシーズンとなる。また次のグランドスラムも期待したい。
【錦織 対 フェデラー 主なスタッツ】
◆錦織
サービスエース 3本
ダブルフォルト 2本
ファーストサーブ成功率 57%
ファーストサーブポイント獲得率 57%
セカンドサーブポイント獲得率 56%
ブレークポイント勝率 1/6
ウィナー 31本
アンフォーストエラー 28本
◆フェデラー
サービスエース 12本
ダブルフォルト 4本
ファーストサーブ成功率 66%
ファーストサーブポイント獲得率 81%
セカンドサーブポイント獲得率 58%
ブレークポイント勝率 4/14
ウィナー 55本
アンフォーストエラー 32本
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭(左)とフェデラー(右)
(Photo by Mike Hewitt/Getty Images)