7月10日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会9日目。男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス3回…
7月10日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会9日目。男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス3回戦が行われる。
男子シングルス準々決勝、第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。錦織とフェデラーは過去に10度対戦しており、錦織の3勝7敗。芝コートでの対戦は2014年「ATP500 ハレ」の1度だけで、そのときはストレートで敗れた。
錦織は今大会1回戦から3回戦までをすべてストレート勝利し、セカンドウィークへ。4回戦では今大会初めてセットを落とすも2時間43分で試合を制し、試合後のインタビューでは「調子は悪くないですし、良いテニスもできているので、次も思い切ってやりたいと思います」と意気込みを語った。
一方、対戦相手のフェデラーは、ATP(男子プロテニス協会)サイトによると「タフな試合になるだろう。彼はたくさんのエネルギーを残して準々決勝まできた」「彼は準備ができている。僕は彼の大ファンだ」と話している。
同大会2年連続のベスト8進出を果たした錦織。同大会自身初のベスト4進出をかけ、芝の帝王フェデラーに全力で立ち向かう姿に注目したい。試合は日本時間23時頃に開始予定。
第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第21シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する。両者は過去6度対戦し、ジョコビッチの5勝1敗。また芝コートでの対戦は今回が初めてとなる。
同大会2連覇を目指すジョコビッチと、芝前哨戦の「ATP500 ハレ」で準優勝、今大会では自身初の「ウィンブルドン」ベスト8入りのゴファン。両者がどのような戦いを見せるか注目される。試合は日本時間21時に開始予定だ。
そのほか、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)は世界65位サム・クエリー(アメリカ)と、第23シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は第26シードのギド・ペラ(アルゼンチン)との準々決勝に臨む。
混合ダブルス3回戦、アンディ・マレー(イギリス)/セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第1シードのブルーノ・ソアレス(ブラジル)/ニコール・メリチャー(アメリカ)と対戦する。
1・2回戦とストレート勝利を収めたマレー/セレナ。2回戦終了後のインタビューでセレナは「リズムがつかめてきて、チームワークが良くなってきた。楽しい雰囲気でやれています」と、マレーと上手くやれていることをアピール。
一方のマレーは「セレナのリターンが良かった。自分はミスをしてしまったけどね」とパートナーのセレナを賞賛していた。3回戦では第1シードを相手にどのような試合展開を見せるか注目だ。
◇ ◇ ◇
【7月10日の注目ドロー】
◆男子シングルス
準々決勝
[8]錦織圭(日本/日清食品)対 [2]ロジャー・フェデラー(スイス)
[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)対 [21]ダビド・ゴファン(ベルギー)
[3]ラファエル・ナダル(スペイン)対 サム・クエリー(アメリカ)
[26]ギド・ペラ(アルゼンチン)対 [23]ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)
◆男子ダブルス
準々決勝
[8]ヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア)対 [3]レイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)
◆女子ダブルス
準々決勝
[8]アンナ レナ・グロエネフェルト(ドイツ)/デミ・シヒュース(オランダ)対 [2]バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)
◆混合ダブルス
3回戦
[1]ブルーノ・ソアレス(ブラジル)/ニコール・メリチャー(アメリカ)対 アンディ・マレー(イギリス)/セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ウィンブルドン」での錦織
(Photo by TPN/Getty Images)