「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会8日目、混合ダブルス2回戦で、アンディ・マレー(イギリス)/セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)ペアが第1…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会8日目、混合ダブルス2回戦で、アンディ・マレー(イギリス)/セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)ペアが第14シードのファブリス・マルタン(フランス)/ラケル・アトワー(アメリカ)ペアと対戦。7-5、6-3でマレー/セレナペアが勝利し、3回戦進出を果たした。試合時間は1時間37分。

第1セットは序盤からお互いにキープする展開が続いた。マレー/セレナペアは第8ゲームで3度のブレークチャンスをつかむがしのがれてしまう。しかし第12ゲームでついにブレークし、第1セットを7-5で先取した。

第2セットは第1ゲームでこの試合初となるブレークポイントを握られたが、なんとかしのぐと、続く第2ゲームで粘り、セレナが4本のリターンエースを決めてブレークに成功。そしてそこからは相手ペアにチャンスを与えず、6-3で第2セットを連取して勝利を決めた。

試合を終えてインタビューに答えたセレナは「リズムがつかめてきて、チームワークが良くなってきた。楽しい雰囲気でやれています」と、マレーと上手くやれていることをアピールした。

マレーは試合を振り返って「セレナのリターンが良かった。自分はミスをしてしまったけどね」とパートナーのセレナを賞賛。そして「このペアで日曜日(決勝戦)まで行ければ良いですね」と語った。さらに「これでシングルスに向かっていければいいですね」と、ダブルスの勢いがシングルス復帰に向けて良い刺激になっていることを語った。

2人のペアは「マレーナ」と呼んでいる、とシングルスの後に語っていたセレナ。そのことをインタビュアーが聞き始めると、セレナはずっと肩をふるわせて笑いをこらえ、マレーは「セレナがボスだから、名前はそれでいきましょう」と語ってインタビューを締めくくった。

セレナは同日行われた女子シングルスでベスト4進出を果たしており、両方でのグランドスラム制覇の可能性を残している。ドリームペアの快進撃がどこまで続くのか、要注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのマレー(右)とセレナ(左)

(Photo by Mike Hewitt/Getty Images)