「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会8日目、女子シングルス準々決勝で、第11シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が世界55位のアリソン…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会8日目、女子シングルス準々決勝で、第11シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が世界55位のアリソン・リスク(アメリカ)と対戦。6-4、4-6、6-3でセレナが勝利し、2年連続12回目の準決勝進出を果たした。試合時間は2時間1分。

両者は今回が初の対戦。同大会シングルスで7度の優勝を誇るセレナが、4回戦で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を撃破したリスクに1セットとられながらも、最後はそのパワーで押し切り、勝利した。

第1セットは、先にリスクにブレークを喫したセレナだったが、その後ブレークバックに成功。リスクに再びブレークされるもすぐさまブレークバックすると、その勢いに乗って第1セットを6-4で先取した。

第2セットではお互いにサービスゲームをキープする展開が続き、終盤の第9ゲームでブレークを喫すると、第10ゲームをラブゲームでキープされ、4-6で第2セットを落とした。

第3セットはどちらかがブレークすると、一方がすぐにブレークバックする展開が続いた。そして第8ゲームでセレナがデュースの末にこのゲーム4度目となるブレークポイントを握ると、リスクがダブルフォルト。続く第9ゲームをキープしたセレナが6-3で第3セットを奪い、勝利を決めた。

試合後にインタビューに答えたセレナは「この試合は本当に満足しています。試合ごとに調子も上がっています。相手は強い選手を破ってきて、調子が良いところ。そんな相手に勝てて本当に良かったです」と語った。また、リスクについて「彼女は失うものが無いという気持ちで私にぶつかってきました。私も、同じく失うものは無いという気持ちで戦いました」とも語った。

さらに「グランドスラムの準決勝に残ることはそんなにあることじゃないから、今、本当に力が入っています」と謙遜を延べた。

勝利したセレナは準決勝でバーボラ・ストリコバ(チェコ)と対戦する。ストリコバは第19シードのジョハナ・コンタ(イギリス)を破っての勝ち上がり。

またシングルスを戦い終えたセレナは、この後アンディ・マレー(イギリス)との混合ダブルス2回戦にも登場。ここも勝利を収めた。シングルス後には「今はパワーがみなぎっていて、準備は万端です。マレーとの混合ダブルスは『チーム・マレーナ』と呼んでいるんですが、とにかく頑張ります」と笑顔で語っていた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのセレナ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)