古豪復活の看板を背負う。今年度も多くの新星が加入した明大競走部。長距離、短距離、競歩の各部門、新戦力として大きな期待がかかる。今特集は全7回に分けて19人のルーキーを紹介する。 第7回は、小林枚也(法1=八王子)、中元颯馬(農1=松山北)…

 古豪復活の看板を背負う。今年度も多くの新星が加入した明大競走部。長距離、短距離、競歩の各部門、新戦力として大きな期待がかかる。今特集は全7回に分けて19人のルーキーを紹介する。

 第7回は、小林枚也(法1=八王子)、中元颯馬(農1=松山北)の2人です。(この取材は7月4日、5日に行われたものです)

小林

――明大に入学した理由は。

 「自分で考えて練習というのが明治大学の練習の方針で。大学で陸上をやるには自分のことは自分でやっていくというか、人に教えてもらうことが悪いというわけではなくて、自分で色々やることを考えて、いろんなことに挑戦したいなと。あとは陸上以外の大学自体の環境とかも含めてこの大学がいいなと思って選びました」

――長距離選手が多い大学ですがその点はいかがでしたか。

 「それは正直気にならなかったです。大学で陸上をやると決めた理由は自分個人で上に行きたくて。昨年度のインターハイ予選個人の自分の結果に納得がいかなくて、それが理由で陸上を続けました。個人で強くなることを考えたら、自分でちゃんと練習をやれている人が上にいるというのは分かっていることだったので、短距離が強い大学というので選ぶつもりはもともとなかったです」

――大学の練習はいかがですか。

 「与えられたメニューを消化した上で、自分でプラスアルファいろんなことをやっていくという感じです。肉体的にはきついと感じますがやりがいはあります。基本メニューを消化するだけでは速くならないので、自分で考えるというのはそのまま残っているので、僕がやりたいことはできる練習環境かなと」

――今季関カレにも出場しました。

 「100メートルは完全に実力が足りていなかったなと。あれが今の自分の実力だなと受け入れて、じゃあ来年度どうしたいのかと1年後の自分を見据えて今は練習を積むしかないと思っています」

――夏に強化したい点はありますか。

 「弱いところだらけなので全部強化したいですけど(笑)。100メートルを走るにおいて200メートルも走れる人のほうが強いと言われていて、僕は200メートルが苦手なので、ちゃんと走れる選手になりたいです」

――大学での目標をお願いします。

 「関カレ、全カレで入賞することと日本選手権に出場すること。欲を言えばそこで戦える選手になりたいですけど、まずは日本選手権に出場できる選手になりたいです」

中元

ーー明治大学に入った理由は何でしょうか。

「もちろん陸上は大学で続けるつもりでやっていて、関東が強いので、その中で戦えるような選手になりたいなと思っていました。その中で明治大学さんから声を掛けていただいたので、明大で勉強も頑張りつつ関東とか全日本インカレで上位入賞目標に頑張っていきたいと思って、選びました」

ーー高校と大学の違いはどこにありますか。

「高校は基本的に監督がアップから最後までメニューを組んでいたのですが、大学は自己管理が元になるので、自分がどういうメニューを組み立ててというのが重要になってきます。そこが大きな違いかなと思います」

ーー自主性の高さは聞いていたのでしょうか。

「そうですね、最初短距離コーチが週に1回来て、跳躍のコーチはいないですよというふうに言われてて、それでも高校の時から自分で考えて練習するということはやっていたので、それなりに違いはあって大変ですけど、それはそれで良いところかなと思います」

ーーライバルは。

「やっぱり同期の鈴木憲伸(営1=明大中野八王子)です。そこは負けたくないですし、ライバル視しています。(力の差は)ベストでいえば鈴木の方が全然上なので、まだ勝てなくても、最終的には勝てるようにやっていきたいとは思います」

ーー自分の持ち味はどこでしょうか。

「三段跳びは3回踏み切るタイミングがあり、そこでのタイミングが重要になってくるので、タイミングを捉えて、しっかり反発もらえるというのは自分の長所かなと思っています」

ーー4年間の目標と意気込みをお願いします。

「4年間の目標はもちろん関東インカレ、全日本インカレで入賞して、明治大学に入れさせてもらったのでしっかり貢献できるように頑張りたいと思います」

[競走部担当一同]