「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会7日目、女子シングルス4回戦で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が世界55位のアリソ…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会7日目、女子シングルス4回戦で、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が世界55位のアリソン・リスク(アメリカ)と対戦。バーティは6‐3、2‐6、3‐6で敗れ、「全仏オープン」に続くグランドスラム2大会連続優勝はならなかった。

バーティは「全仏オープン」、そして「バーミンガム・クラシック」と2大会連続優勝し、この試合まで15連勝と絶好調だった。しかし、下部大会と「リベマ・オープン」の2つの芝コート大会で優勝して「ウィンブルドン」へ臨んでいたリスクに勢いを止められた。

第1セットはお互いブレークし合うも、ここまで全てストレートで勝ち上がってきたバーティが先取。しかし第2セットではチャンスを作ることができず、逆に2ブレークを喫し追いつかれる。迎えた最終セットでは、バーティはセカンドサーブポイント獲得率がわずか20%と苦しい立場になり、ワンチャンスを決められて敗れた。

試合後の会見でバーティは「スタートは良かったと思う。やりたいプレーができていた。ただ第2セットでサーブが乱れて、リスクにチャンスを与え過ぎたと思う。私のプレーは悪くなかった。だけど重要な局面でリスクの方が良かった。受け入れ難いけど、自分より良い選手に負けたと思うわ」とリスクを称えた。

一方のリスクは「すごいエキサイティングな気持ちよ。勝利の要因は最初から最後まで戦い続けたことだわ。全てが完璧ではないけど、いつでも自分を鼓舞し続けた点を誇りに思っているわ。タフでいることが鍵だと思うわ」と語っている。

そのリスクは、準々決勝で第11シードで同大会7度の優勝を誇るセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのバーティ

(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)