「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会7日目、女子シングルス4回戦で、15歳の新星コリ・ガウフ(アメリカ)が第7シードのシモナ・ハレプ(ルー…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会7日目、女子シングルス4回戦で、15歳の新星コリ・ガウフ(アメリカ)が第7シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦。ガウフは3-6、3-6のストレートで敗れ、快進撃はベスト16でストップとなった。

第1セット、第1ゲームでブレークを喫したガウフは、第2ゲームですぐさまブレークバック。さらに第4ゲームでブレークポイントを握って序盤は互角に見えた。しかし、世界1位を経験しているハレプに第5、第9ゲームでブレークを喫し、3-6で第1セットを落とした。

第2セットでも、第2ゲームでブレークされるがすぐさま追いつくガウフ。しかし第6ゲームでハレプにブレークされ、第8ゲームで2本のマッチポイントをしのぐも、続く第9ゲームをブレークすることができず、3-6で第2セットを続けて落とし、敗れた。

ガウフは世界313位で、1968年のオープン化以降の「ウィンブルドン」で最年少となる15歳122日での予選突破を果たし、本戦ではビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)らを破り、ベスト16入りを果たしていた。

ガウフは試合後の会見で「大観衆、そしてプレッシャーの中で多くを学んだ。この経験が出来たことに感謝しているわ。もちろんこの結果にはがっかりしている。相手が世界No.1でも、私よりも若かったとしてもがっかりしていたと思う。もっと練習して努力して次の大会に備えたいわ」と語っている。

錦織圭(日本/日清食品)もガウフについて「信じられないですね、あの子が15歳だなんて。サーブもストロークも15歳と思えないくらい力強かったですね」と語っていた。その年齢を感じさせないプレーで多くのトップ選手や観客を魅了していたガウフだったが、その快進撃はベスト16でストップとなった。しかし、彼女のプレーやメンタルの強さには底知れぬ可能性が感じられる。これからの活躍にも要注目だ。

勝利したハレプは準々決勝でジャン・シューアイ(中国)と対戦する。シューアイはデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を破っての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのガウフ(左)とハレプ(右)

(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)