「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会7日目、男子シングルス4回戦。第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界58位のミカエル・ククシュキン…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会7日目、男子シングルス4回戦。第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界58位のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)を6-3、3-6、6-3、6-4で破り、2年連続のベスト8進出を果たした。その錦織が試合後のインタビューに答えた。

試合を振り返って錦織は「今日は辛かったというか、やりにくかったですね。彼のフォアもバックも低くてスライスのような弾道で来ていて、すごく打ちづらかったです。それでも上手くしのげたかなと思います」と語った。

また、今日の試合で良かったところを聞かれた錦織は「今日はしっかり我慢できたところですかね。なかなかウィナーを取りにいくことが難しかったのですが、その中でも上手くポイントを組み立てながらプレーできたかなと思います」と答えた。

次戦は第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と準々決勝で対戦する。フェデラーは第17シードのマッテオ・ベレッティーニを破っての勝ち上がりだ。

錦織とフェデラーは、過去に10度対戦しており、錦織の3勝7敗。直近の対戦は2018年の「Nitto ATPファイナルズ」で、そのときは錦織が勝利しているが、芝コートでの対戦は2014年の「ATP500 ハレ」で、そのときはストレートで敗れている。

フェデラー戦について錦織は「調子は悪くないですし、良いテニスもできているので、次も思い切ってやりたいと思います」と語った。

昨年のベスト8を上回る成績を残すには、同大会8度優勝のフェデラーを撃破しなければならないが、錦織の「思い切った」プレーに期待したい。

錦織とフェデラーの準々決勝は10日に予定されている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭

(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)