ラグビー蹴球部が主催する「北風祭」が今年も開催。雨が降る中でも、選手たちは終始笑顔で祭りは進められた。「日頃の感謝をファンの皆様に伝え、チームスローガンである『For One』の通り一つになる」そんなテーマで取り仕切られた。開会式を執り行ったのは主務の宇野明彦(スポ4=神奈川・横須賀)。代表者がそれぞれ挨拶をし、北風祭は幕を開けた。昨年よりも様々な早稲田大学の団体を招待。ハワイ民族舞踊研究会、バンザイ同盟、チアダンスチームMYNX、ラテンアメリカ協会、ベリーダンスサークルのSARAHbellyなどのサークル団体や、ア式蹴球部、相撲部、米式蹴球部、応援部が参加し、会場を大いに盛り上げた。

 第一部ではラグビー体験が行われた。人工芝グラウンドを分割。それぞれのコーナーでスクラム・ラインアウト、1対1、タックルなどのラグビー体験ができた。天然芝グラウンドではコンバージョンキックとOBと現役部員によるタッチフットが行われていた。どのコーナーも盛況で日頃触れ合うことができない選手たちとの交流の場としても人気だ。12時過ぎから招待団体の演武がスタートした。その後ラグビー部員たちとファンの子供たちなどによる運動会が開幕。最初の種目は玉入れだった。昨年度は違い、部員がかごになって子供たちの玉をかわすという一風変わったものだった。次に行われたのは綱引き。最初は子供たち対ラグビー部であったが、ラグビー部対相撲部や招待した体育会との対戦に。この対決はラグビー部が意地を見せ、勝利を飾った。その後、ゴールキック対決、リレーでもラグビー部は勝利を収め3連覇を達成。


綱引きの様子

 運動会終了後には学生団体の演武が再開。2団体の演武の次にラグビー部員により、演芸が行われた。フランカー幸重天副将(文構4=大分舞鶴)プロデュースの「シンデレラ」をモチーフにしたものだった。シンデレラ役はフランカー淺沼黎(政経2=東京・青山学院)。スクラムを組み、その上に淺沼を乗せた時には会場から驚きの声が響いた。王子役にはプロップ横山太一(スポ2=東京・国学院久我山)。シンデレラの原作ではシンデレラが落としたガラスの靴にピッタリ合う人を探すが、本作ではヘッドキャップを使用して探すなど、随所に部員たちの工夫が垣間見えた。部員演芸が終わると、応援部により「紺碧の空」を合唱。全ての行事が終わると、天然芝グラウンドに移動し、齋藤直人主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)が部歌「北風」を独唱で先導し、会場全員で斉唱。北風祭は幕を閉じた。


スクラムの上で横になる淺沼

 普段の試合とは違い、選手たちの顔には終始笑顔があった。1年に1度の祭典にファンも選手たちも春の疲れをリフレッシュすることができたようだ。関東大学春季大会を3位で終えた早大。充実ぶりを口にした中、結果には満足していない。『For One』のスローガンの下、日本一に向け邁進する。

(記事 小田真史 写真 栗林真子、馬塲貴子、山口日奈子、涌井統矢)


「紺碧の空」合唱の様子