7月6日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会6日目。男子シングルス3回戦、男子ダブルス2回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス2回戦、混…

7月6日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会6日目。男子シングルス3回戦、男子ダブルス2回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス2回戦、混合ダブルス1・2回戦が行われた。

男子シングルス3回戦、第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界71位のスティーブ・ジョンソン(アメリカ)と対戦。錦織が6-4、6-3、6-2で勝利しツアー通算400勝目を挙げ、同大会2年連続のベスト16進出を決めた。

第1セット、錦織は第2ゲームで先にブレークを喫し、追う立場に。しかし第5ゲームでブレークバック、第7ゲームでも再びブレークし、セットを先取。そして第2、第3セットはブレークポイントを握られることなく進め、勝利を収めた。

試合後のインタビューで錦織は「中盤から後半にかけてすごく良くなりましたね。序盤は先にブレークされて嫌な展開でしたが、しっかり落ち着いてプレーできたと思います」と振り返り、「今日も良い形で勝てましたし、どの試合も集中してプレーできているので、内容も満足しています」と語った。

今大会、ベスト16までの3試合1度もセットを落とさず勝ち上がってきた錦織。2週目での活躍にも期待がかかる。

そのほか、2年ぶり9度目のタイトル獲得を目指す第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)は、第27シードのルカ・プイユ(フランス)に7-5、6-2、7-6(4)で勝利。フェデラーはこれで、グランドスラムで史上初の350勝を達成した。

また、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)は元世界5位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に6-2、6-3、6-2、試合時間1時間48分で勝利し、ベスト16進出。これでツォンガに対して9勝4敗となった。

ダブルスでは、1月「全豪オープン」後に股関節の再手術を受け、シングルス復帰を目指しているアンディ・マレー(イギリス)が同日2試合に臨んだ。

マレーは男子ダブルス2回戦、ピエール ユーグ・エルベール(フランス)とのペアで、第6シードのニコラ・メクティッチ(クロアチア)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)と対戦。マレー/エルベールは7-6(4)、4-6、2-6、3-6で敗れ、3回戦進出ならず。

また、混合ダブルス1回戦ではセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とペアを組み、アンドレアス・ミース(ドイツ)/アレクサ・グラーチ(チリ)と対戦。マレー/セレナは6-4、6-1とストレート勝利し、初戦を突破した。

試合を終えてマレーは「今日、男子ダブルスで負けてしまったので混合ダブルスに集中します。背中が少し堅いというか、ちょっと痛みはありますが、大丈夫だと思います」と語り、セレナは「マレーとやったことはなかったけど、上手くいってハッピーです」と話した。

なお、「ウィンブルドン」独自の伝統として、7日の日曜日は「ミドルサンデー」がある。グランドスラムは2週間にわたって開催されるが、第1週と第2週の間の日曜日は、伝統的に試合のない休養日として当てられる。

◇   ◇   ◇

【7月6日 主な試合結果】

◆男子シングルス

3回戦

〇[8]錦織圭(日本/日清食品)6-4、6-3、6-2 ●スティーブ・ジョンソン(アメリカ)

〇[2]ロジャー・フェデラー(スイス)7-5、6-2、7-6(4) ●[27]ルカ・プイユ(フランス)

〇[3]ラファエル・ナダル(スペイン)6-2、6-3、6-2 ●ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)

〇ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)6-3、7-6(5)、4-6、7-5 ●[33]ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)

◆男子ダブルス

2回戦

〇[6]ニコラ・メクティッチ(クロアチア)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)6(4)-7、6-4、6-2、6-3 ●ピエール ユーグ・エルベール(フランス)/アンディ・マレー(イギリス)

◆女子シングルス

3回戦

〇[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-1、6-1 ●ハリエット・ダート(イギリス)

〇[11]セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)6-3、6-4 ●[18]ユリア・ゲルゲス(ドイツ)

◆混合ダブルス

1回戦

〇アンディ・マレー(イギリス)/セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)6-4、6-1 ●アンドレアス・ミース(ドイツ)/アレクサ・グラーチ(チリ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)