予想もしない結果に終わった。決勝トーナメント1日目、初戦の大正大戦をストレートで勝ち上がるも、2回戦の日体大に1―3でまさかの敗退。「ベスト16で終わった記憶がない」(髙山幸信監督)。最終日に進めず、早くも幕を閉じた。◆7・4~7 全日本…
予想もしない結果に終わった。決勝トーナメント1日目、初戦の大正大戦をストレートで勝ち上がるも、2回戦の日体大に1―3でまさかの敗退。「ベスト16で終わった記憶がない」(髙山幸信監督)。最終日に進めず、早くも幕を閉じた。
◆7・4~7 全日本大学総合選手権・団体の部(スカイホール豊田)
▼決勝トーナメント1回戦
○明大3―0大正大
▼2回戦
明大1―3日体大○
予選から危なげなく勝ち上がり、迎えた決勝トーナメント2回戦の日体大戦。1番手の龍崎東寅(商3=帝京)がストレートで快勝し、順調に勝ち上がるかに思われた。しかし2番手の出雲卓斗(政経2=遊学館)が8―11で第1ゲームを落とす。その後2ゲームを取り戻し、ゲームカウント2―2として迎えた最終ゲーム。一時は7―5とリードするも、ミスが目立ち5連続ポイントを献上。「プレッシャーが掛かるところで実力を出し切れなかった」(藤井宗太主将・政経4=秋田)。そのまま最終ゲームを取り切れず、あと一歩勝利に届かなかった。ダブルスも落とし、勝敗は4番手・遠藤竜馬(政経3=野田学園)に託されたが、プレッシャーから自身のプレーを発揮することなく敗戦。「本人の2、3割の力も出せていない」(髙山監督)。チームの2回戦敗退が決まった。
春季リーグ戦で全勝優勝を達成し、上り調子のまま団体インカレを迎えていた明大。「すごく良い雰囲気で臨めていた」(龍崎)。しかし結果は表彰台入りすら見えないベスト16。まさかの敗戦に選手は首を垂れることしかできなかった。次の団体戦は秋季リーグ戦。グランドスラム達成の夢は絶たれたが、このままでは終われない。「挑戦者のつもりで向かっていかないといけない」(髙山監督)。この敗戦を糧に、もう一度王者へ返り咲く。
[福田夏希]