「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)で、自身4度目のベスト16進出を果たした錦織圭(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、1週目の3試合を終えて…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)で、自身4度目のベスト16進出を果たした錦織圭(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、1週目の3試合を終えての身体の状態を話した。

錦織は今大会、ベスト16までの3試合を1セットも落とさずに勝ち上がっている。錦織がグランドスラムでベスト16まで失セット0で勝ち上がったのは、これが3回目のこと。

会見で記者から、身体の状態を聞かれた錦織は「身体はまだ、今のところは大丈夫です。良い試合が続いてますし、早い試合が、タイブレークはまだ1回しかないので。身体はまだ大丈夫だと思います」と答えた。

「芝だとやっぱりいつもと違うところが筋肉痛になったりするので、それはちょっと慣れないと。慣れる時間もあまりないですけど。違ったアプローチでケアしていかないといけないかなと思います」

今大会前、芝前哨戦「ATP500 ハレ」は欠場し、「全仏オープン」で痛めた右上腕の回復を優先した錦織。そのことが良かったかとあらためて聞かれると「今回のは怪我だったんで、休まないといけない状態だったんですけど。結果的には良かったかなとは思っています。ゆっくりリフレッシュもできて、身体も治してこれたので。わるくはないチョイスだったかなと思ってます」と話した。

「ウィンブルドン」独自の伝統として、7日の日曜日は「ミドルサンデー」がある。グランドスラムは2週間にわたって開催されるが、第1週と第2週の間の日曜日は、伝統的に試合のない休養日として当てられる。

そして、錦織の4回戦は8日に行われる予定だ。相手は世界58位のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)。

錦織とククシュキンの過去対戦成績は、錦織の8勝0敗と負けなし。さらに5試合連続でストレート勝利している。とはいえククシュキンは今大会2回戦で、昨年ベスト4で第9シードのジョン・イズナー(アメリカ)を破っており、調子は良いと考えられる。

錦織が4回戦もしっかり勝ち切って、2年連続ベスト8へ進出することが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭

(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)