第25回関東女子サッカーリーグ

後期第3節 vs筑波大学

2019/07/06(土)16:00KO

@筑波大第一グラウンド


中断期間が明けた

リーグ中断期間明け最初のゲームになった今節。立ち上がりから左サイドを起点に何度もチャンスを作り、試合の主導権を握った。ほとんどの時間でボールを保持した慶大は前半を被シュート0で終えた。後半も攻勢に出た慶大であったが50分、前回対戦と同様にカウンターから失点。先制を許した。しかし、ここから再びリズムを取り戻すと80分にPKを獲得。これを髙月が沈め、見事同点に追いついた。最下位の慶大は首位・筑波大を追い詰める堂々の戦いぶりを演じ、第2節ぶりの勝ち点を手にした。

【スコア】
慶應義塾大学1-1筑波大学
0-1 50分 山縣萌(筑波大学)
1-1 80分 髙月彩香(慶應義塾大学)


◇慶大出場選手
GK 加藤楓琳(総4・常盤木学園)
DF 庄司夏穂(総4・聖和学園)→62分 鈴木紗理(総3・十文字)
DF 奥本くるみ(環4・浦和レッズレディースユース)
DF 佐藤幸恵(総3・十文字)→85分 秦野くるみ(総1・藤枝順心)
DF  中井里衣子(総2・作陽)
MF ブラフ フェイ(文1・スフィーダ世田谷FCユース)
MF 足立智佳(環3・大阪桐蔭)
MF 勝木日南子(総4・大和)→77分 高月彩香(環2・村田女子)
MF 小川愛(総3・神村学園)
FW 松木里緒(環4・常盤木学園)
FW 山本華乃(理3・横須賀シーガルズ)

メンバ―を一部入れ替えた

6月30日に開催予定であった後期第2節が延期となり、一ヶ月に及ぶリーグ中断期間明け最初の試合となった今節。最下位で終えた前期リーグから挽回すべく、この試合に臨んだ。慶大は前期最終節まで採用していた3バックから4-2-3-1にシステム変更。庄司夏穂(総4・聖和学園)と勝木日南子(総4・大和)の4年生コンビが左サイド、佐藤幸恵(総3・十文字)とブラフ フェイ(文1・スフィーダ世田谷FCユース)が右サイドに入った。また、工藤真子(総4・日テレメニーナ)がユニバーシアード女子日本代表の遠征で離脱する中、勝木がキャプテンマークを巻いた。

前半、慶大はピンチらしいピンチを招くことなく常に攻め続ける展開となった。特に勝木、庄司、足立智佳(環3・大阪桐蔭)のコンビネーションは左サイドを圧倒。前半を通じて何度も筑波大の守備ブロックを崩した。序盤では8分、13分と左サイドのクロスから相手ゴールを脅かした。17分には今季リーグ戦初の先発に抜擢された中井里衣子(総2・作陽)が、ライン際まで張っていた勝木へ正確なロングフィードを供給。攻撃のバリエーションも見せた。意図をもってのポゼッションという意味では45分間ほとんどボールを握り続けた慶大。36分に筑波大がたまらず選手交代を行ったが慶大ペースは変わらず。前半終了間際には足立のインターセプトから、最後はブラフが枠内に強烈なシュートを放った。

慶大は後半開始から続けざまにCKを獲得。一方的な攻勢は揺るがないかに見えた。しかし50分、CKのルーズボールから縦に速いカウンターを浴び失点。最初のピンチ、最初の被シュートで先制を許した。しかし、伊藤監督が「今までだったら負けていた試合」と話した通り、ここから苦しい展開になるかと思われたが、慶大は徐々にペースを取り戻した。62分に鈴木紗里(総3・十文字)を、77分に高月彩香(環2・村田女子)を投入。あと少しに迫った筑波大ゴールを目指した。そして迎えた80分、一列下がっていた山本華乃(理3・横須賀シーガルズ)が右サイドを突破しグラウンダーのクロスを供給。これに反応した高月がPA内で倒されてPKを獲得した。微妙な判定に筑波大は激しく抗議したが判定は覆らず。高月がこれを冷静にゴール左へ流し込んで同点に追いついた。勢いを得た慶大は更に攻勢を強め、89分には再び右サイドからグラウンダーのクロスを供給。松木里緒(環4・常盤木学園)がフリーでシュートを放ったがクロスバー右上に逸れてしまった。前後半共にアディショナルタイムは無く、1-1のまま試合終了のホイッスル。後期リーグの初戦で勝ち点1を獲得した。

苦しかった前期リーグから1か月間の中断期間を経て、躍動するソッカー部女子が帰ってきた。伊藤監督も「格段に内容が良くなっていた」と評する納得の内容で首位・筑波大を追い詰めた。今節はネガティブトランジションや球際の場面で、全体のインテンシティがこれまでよりも明らかに高かったのが印象的であった。早慶定期戦を来週に控え、非常に収穫のある一戦になったのは間違いない。今日得た手ごたえを糧にワセダを打倒し、反撃の後期リーグへとつなげていきたいところだ。

(記事:柴田航太郎 写真:柴田航太郎)

伊藤洋平監督
――試合を振り返って

格段に内容が良くなっていたんですけど、結果だけが付いてこなかったかなという試合でした。

――首位相手に手ごたえを得ることができましたか

はい、そうですね。

――5-4-1のブロックを敷いてきた相手をどのように崩そうと考えていましたか

相手が中を固めて、中央で待ち構えていたのでむやみに無防備に突っ込まないということを。相手を広げて穴が開いたところを突くという風にハーフタイムで指示しました。

――前半、連動したサイド攻撃が機能した

左サイドは特に何度か崩し切れていました。ただ、やっぱクロスの質だったりもう少しゴールへカットインしていくアクションがあれば良かったので改善していきたいと思います。

――来週はいよいよ早慶戦です

今までだったら負けていた試合だったかもしれないですけど、戦う姿勢だったりが垣間見れて僕としてもすごく頼もしく思いましたし、チーム内でもかなり競争が起きていて、この成長だったりをあと1週間につなげて早稲田を倒して見せます!