夏の大学日本一を争う王座決定戦。昨年度まで2年連続で負けていた初戦を8―0の大勝で飾り、迎えた第2戦。昨年度インカレ2位の実力校・福井工大に対し、チャンスでのあと一本が出ず、SO(シュートアウト)戦の末敗北。目標に掲げた創部初の日本一は幻となった。

 「いつも通りのプレーができなかった」(MF舘亮佑主将・政経4=丹生)。それまでより精度を向上させ、春季リーグではチームの得点源となったPC(ペナルティーコーナー)。今試合でも相手を上回る本数を獲得するが、得点に結びついたものはゼロ。打ち手のDF古川裕大(政経2=伊万里商)の強烈なスマッシュも鳴りを潜めたままだった。

両チーム無得点のまま4Qを終え、勝負はSO戦へ。先行・明大はFW太田陸登(理工4=今市)が落ち着いてゴールに沈め、幸先の良いスタートを切るが、後続が続くことができず。最後は舘がキーパーに阻まれてホイッスル。春リーグ5試合を全て勝利した明大にとって、今年度公式戦初の敗戦を喫した。

 悪い明大の姿が出てしまった。いつも通りのプレーができないというメンタル面の問題。ここぞで決めることのできない決定力のなさは、昨年から叫ばれ続けてきた大きな課題だ。「この悔しさを自分に刻む」(舘)。膿(うみ)は出し切った。あとは強い個を取り戻すだけだ。

[高野順平】

試合後のコメント

小池監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「うちのチームのプレーができませんでした。後半はどちらかというと押し気味に進めることができていましたが、PCやセットプレーで1点を奪えなかったことが敗戦につながったと思います」

――現状、一番の課題は。

 「今日の試合見ても、確実なPC。一本とったらもうそこで決めてないと全国大会では勝てないなと感じました」

――最後のSOについて詳しく教えてください。

 「右に行くふりをして、そこからリバースしてターンで決めるというプランでしたが、相手に読まれてしまいました。僕が外したその時点で負けが確定するという状況だったので、止められた瞬間に張っていた気が切れてしまいました」

太田

――ご自身の活躍を振り返っていかがでしたか。

 「自身としてはボールもいつも通りもらえたり、局所でいいプレーはありましたが、チームプレーの1つの歯車としてもう少し連携をさせるような役割まで担うべきだったと反省しています」