「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)男子シングルス2回戦でストレート勝利した錦織圭(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、ダブルスでのツアー復帰…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)男子シングルス2回戦でストレート勝利した錦織圭(日本/日清食品)。試合後の記者会見で、ダブルスでのツアー復帰を果たしたアンディ・マレー(イギリス)について話した。

元シングルス世界1位のマレーは1月の「全豪オープン」後に股関節の再手術を受け、シングルス復帰を目指している。約5ヵ月ぶりの実戦復帰の場となった「ATP500 ロンドン」にて、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)とのペアで復活優勝。そして2年ぶりに「ウィンブルドン」に帰ってきた。

彼の復帰をどのように見てるか、と質問された錦織。次のようにマレーの復帰を喜んだ。

「良かったなと思います。あれだけの才能をもった選手が怪我でやめていくのは、もちろん彼が一番悔しいだろうけど、たぶん周りも納得いかない部分はあると思うんで」「たぶん前も言いましたけど、自分を育ててくれたというか色んな経験をさせてくれたのは彼だったと思うので。たくさん試合をしてきて」

2016年「全米オープン」準々決勝での3時間58分のフルセット激闘など、過去11度にわたり対戦してきた錦織とマレー。錦織は再び対戦できることを望んでいる。

「また試合はしたいなと思いますし、もしかしたらしばらくかかるのかも分からないですけど、また対戦したいなっていう気持ちはありますね」

すると錦織はここで突然、前夜みた夢のことを話し出す。「いま言われて思い出したんですけど、昨日たぶんマレーの夢をみたような気がして」と切り出し、記者たちを笑わせた。試合中の躍動感あるプレーとは対照的に、コート外でのおっとりとした憎めないキャラクターも魅力の錦織。

「ちょっとどういう内容だったか覚えてないんですけど、うーん、なんかシングルスやってたような気もするし。うーん、ちょっと思い出せないですけど、たしかみたような気はします」と話し、会見場を和やかな雰囲気にした。

錦織の夢の中でだけではなく、その対戦が再び現実で観られる日が来ることが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭

(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)