写真:森薗政崇(左・BOBSON)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>5日、大会4日目を迎えた韓国オープン、男子ダブルス準々決勝が行われた。吉村真晴(7月世…

写真:森薗政崇(左・BOBSON)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>

5日、大会4日目を迎えた韓国オープン、男子ダブルス準々決勝が行われた。吉村真晴(7月世界ランキング40位・名古屋ダイハツ)/森薗政崇(同33位・BOBSON)が登場。ドイツのデューダ(同53位)/邱党(同70位)ペアと対戦した。ドイツペアは、先月のジャパンオープンで準優勝を果たしており、吉村・森薗も1回戦で対戦し2-0とリードするも逆転負けを喫している。

日本ペアは、ミスの少ないドイツペアのラリー力に屈し、1ゲーム目を落としてしまう。2ゲーム目も8-10と追い込まるが、ここで吉村がハーフロングサーブ(相手コートで2バウンドするかしないかのギリギリのラインに出すサーブ)を出し、邱党の判断を狂わせ2連続得点で追いつき、そのまま2ゲーム目を奪う。ここが試合のターニングポイントとなり、3,4ゲーム目も連続で奪った日本ペアがゲームカウント3-1で勝利した。

卓球のダブルスでは、コースが限定されるレシーブ側が有利と言われている。台から出るサーブはドライブで攻められ、台から出ないサーブはストップ(相手コートで2バウンド以上するように返球する守備的技術)やチキータ(バックハンドで順横回転をかけて返球する台上技術)などで先手を奪えるからである。

そこで今回吉村は、台から出るか出ないかの絶妙な長さのサーブを出し、レシーブ側に選択する技術を迷わせることで逆転に繋げた。世界卓球混合金メダルを筆頭に、ダブルスで数々の実績を残すダブルス巧者・吉村らしい戦い方であった。

見事リベンジを果たした吉村・森薗は、準決勝で中国の樊振東(同3位)/許昕(同1位)と対戦する。中国ペアは先日のジャパンオープンで優勝しており、吉村・森薗がどのような試合を見せるのか注目が集まる。

詳細スコア




写真:森薗政崇(左・BOBSON)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部

〇吉村真晴/森薗政崇 3–1 デューダ/邱党(ドイツ)
8-11/12-10/11-9/11-5

文:ラリーズ編集部