新たな伝説が誕生するかも知れない。東京ヤクルトの高卒2年目、19歳のスラッガー、村上宗隆が堂々のファン投票1位で自身初の夢舞台に挑む。

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 予想と期待を上回る成長を見せてきた。九州学院高から2017年秋のドラフト会議で怪物・清宮幸太郎の外れ1位で3球団競合の末に東京ヤクルトに入団。1年目は2軍で17本塁打を放ち、フレッシュオールスターにも4番打者で出場し、さらに9月の1軍初打席で初本塁打の衝撃デビュー。

 侍ジャパンにも選出されて迎えた2年目は、1軍でスタメン出場を続けた中、類い稀なスイングスピードと物怖じしない度胸と勝負強さで、交流戦終了までに19本塁打を放った。

 今回のファン投票では、セ・リーグの三塁手部門は激戦区。最終中間発表では、阪神・大山悠輔に3万7497票差をつけられて2位だったが、交流戦でロッテ以外の5球団から本塁打を放って存在を猛アピールすると、最終的に大山に6万6842票差をつけてトップ当選。10代選手がファン投票の三塁手部門で選ばれるのは球界初、東京ヤクルトの野手では史上最年少のファン投票選出となった。

 大きな注目を集める夢舞台を前に、「初めてなのでとても嬉しく思います。元気ハツラツとしたプレーを見てもらいたいですし、僕の持ち味はバッティングなので自分のスイングができればと思います」と語った19歳。

 球界に新たな風を吹き込んでいる新大砲が、一流が集まった中でどのようなパフォーマンスを披露するのか。スワローズファンだけでなく、日本野球の未来に期待する12球団全てのファンが、村上の1打席1打席に熱視線を送る。