「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会4日目に、男子シングルス2回戦で第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦するニック・キリオス(オーストラリア)。そのキリオスはナダル戦に向けて…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会4日目に、男子シングルス2回戦で第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦するニック・キリオス(オーストラリア)。そのキリオスはナダル戦に向けて「真剣に臨む」と意気込んでいる。

キリオスとナダルの過去の対戦成績は3勝3敗。キリオスは、当時世界144位で出場した2014年の「ウィンブルドン」4回戦で、当時世界1位のナダルから金星をあげたことがある。

また今年の「ATP500 アカプルコ」2回戦でも、キリオスが3本のマッチポイントをしのいで、ナダルに勝利している。ただ、アンダーサーブを使うなど、ナダルを翻弄した一方で、「グランドスラムで勝ち、トップランキングを争う才能を持っているが、敬意を欠いている」とナダルにはコメントされていた。

ATP(男子プロテニス協会)によると、キリオスは「ドローが発表された瞬間、ナダルが僕のセクションに入っているのを見て、ものすごくハッピーだった。その方がエキサイティングだからね」「子供だったら、世界最高の相手と世界最高のコートで対戦したいと思うだろう」「次にこうした状況に置かれる保証はない。 このチャンスを大切にし、コートに出たらベストショットを見せる」と意気込んでいる。

また「自分なりの最高のプレーができれば、彼にも勝てると思っている」「真剣に臨んで、本気で戦わないといけない。そうでなければ、この試合は彼にへつらうだけのものになってしまう」と自信も見せた。

そのキリオス対ナダルは、センターコートの第3試合に組まれ、日本時間5日の午前1時頃開始予定。

コート内外でのスポーツマンシップに欠ける振る舞いで話題になりやすいが、大きな才能も持つキリオス。この「ウィンブルドン」で2度優勝した経験を持つナダルを再び破り、その実力で話題を振りまけるか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのキリオス

(Photo by TPN/Getty Images)