日本時間6日、UCIマウンテンバイクワールドカップダウンヒル第4戦が、アンドラのヴァルノルドで行われる。誰よりも早く丘を下りて、勝利の美酒を味わうのはどの選手か。 ヴァルノルドはスペインの国境に隣接したアンドラ・ピレネー山脈に位置し、有名…

日本時間6日、UCIマウンテンバイクワールドカップダウンヒル第4戦が、アンドラのヴァルノルドで行われる。誰よりも早く丘を下りて、勝利の美酒を味わうのはどの選手か。

ヴァルノルドはスペインの国境に隣接したアンドラ・ピレネー山脈に位置し、有名なスキー・スノーボードリゾート。パルとアリンサルの村がその周辺に含まれ、ケーブルカーがそれぞれの村を結ぶ。過去に4回、UCIマウンテンバイクワールドカップが開催されていて、ブエルタ・ア・エスパーニャやツール・ド・フランスなどのロードレースのステージにもなったことがある。

コースの特徴は、全長2.5キロで626mの高低差がある非常にテクニカルなコース。この時期は乾燥していて、コース上には浮き出た木の根や岩などの障害物も多く、高速ジャンプの箇所も多数ある。スタートセクションからいきなり荒れていて、スピードも出るだけにバイクを飛ばしてタイムを稼げるセクションでもある。ゴール近くにジャンプがあり、カーブした先がゴールとなる。

男子の注目は、ここまで3戦を終わってダウンヒルワールドカップランキング首位を走るダニー・ハート(イギリス)。第1戦マリボーの2位に続き、第2戦フォートウィリアムでは5位。第3戦レオガングでも4位と常に上位に顔を出し続ける安定した走りを見せている。他には、ハートに続くランキング2位につけ、今季3戦中2勝を挙げているロイック・ブルーニ(フランス)。そのブルーニと同郷出身で、2018年ワールドチャンピオンのロリス・ヴァルジェ(フランス)からも目が離せない。

女子では、トレーシー・ハンナ(オーストラリア)。初戦3位、第2戦で2位と調子を上げ、第3戦ではついに今季初勝利を記録した。昨季のヴァルノルドを制したターニー・シーグレーブ(イギリス)が故障で欠場するだけに、勝利は譲れないところだ。昨年のヴァルノルドで2位に輝き、UCIワールドカップ世界王座に就いた実績を持つベテランのレイチェル・アサートンも要注目だ。

スポーツブルでは、第4戦の模様を、6日19時30分からライブ配信する。

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