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新人王に続き、キャリア初のオールスターにも選出

セブンティシクサーズが球団の将来を担うベン・シモンズに対し、最大限の誠意を見せた。

『ESPN』によれば、シクサーズはシモンズに5年1億7000万ドル(約183億円)のマックス契約を提示したという。現在は、契約内容の詳細を詰めている段階とのこと。新人契約下の選手が延長契約を結ぶ期限は10月中旬に設定されているものの、シモンズとシクサーズは早い段階で合意する可能性が高い。

2016年のドラフト全体1位指名を受けたシモンズは、ケガにより1年目を全休したが、2年目からは前評判以上のパフォーマンスを披露。2017-18シーズンには平均15.8得点、8.1リバウンド、8.2アシスト、1.7スティールを記録して新人王に輝くと、2018-19シーズンは平均16.9得点、8.8リバウンド、7.7アシスト、1.4スティールを記録し、キャリア初のオールスターにも選出されるとともに、チームをカンファレンス・セミファイナルへと導いた。カワイ・レナードの劇的ブザービーターで敗退したものの、結果的に優勝するラプターズを最も苦しめたのはシモンズであり、シクサーズだった。

今回の新契約はシモンズに対する球団の期待の表れであり、リスペクトの証だ。オールスターセンターのジョエル・エンビードとシモンズが中心のシクサーズは、このオフにジミー・バトラーが退団する見込みだが、その見返りとしてヒートからダイナミックな守備が持ち味のジョシュ・リチャードソンを獲得する予定。

さらにセルティックスからフリーエージェントになった万能型のアル・ホーフォードとも4年1億900万ドル(約117億円)で合意し、トバイアス・ハリスとも5年1億8000万ドル(約194億円)で再契約するなど、攻守のバランスが良い先発ラインナップが完成する。

このチームを引っ張るシモンズには、今後さらにプレーメーカー、フィニッシャーとしての成長が期待されている。