7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会2日目。男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。男子シングルス1回戦、第8シード…

7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会2日目。男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。

男子シングルス1回戦、第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が予選勝者の世界113位チアゴ・モンテーロ(ブラジル)と対戦。錦織が6-4、7-6(3)、6-4とストレート勝利し、同大会8年連続の2回戦進出を決めた。

前哨戦の「ATP500 ハレ」を欠場したため、この試合が今年最初の芝コート公式戦となった錦織。試合を通して32回ネットに出て24回、75%をポイントに結びつけ、攻撃的かつ安定したプレーを見せた。

試合後のインタビューで錦織は「嬉しいですね。良い形でプレーできたと思います。久しぶりの芝での大会でしたが、入りも良かったので、安心してプレーができました」「なるべく前に出たり、サーブアンドボレーを混ぜたりというのは必要だと思っていて、要所要所で混ぜていけたと思います」と語った。

予選を勝ち上がり本戦入りした世界274位の杉田祐一(日本/三菱電機)は、第3シードの世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。杉田は3-6、1-6、3-6で敗れ、初戦敗退となった。

力及ばず敗れた杉田だが、第1セットの第1ゲームではいきなりブレークに成功。また、ミスを恐れずに攻めるプレーを随所に見せた。そうした中でいくつものスーパーショットがあり、会場からは杉田に対しても多くの拍手が送られていた。

同じく予選を突破した世界180位の内山靖崇(日本/北日本物産)は、世界94位テニス・サングレン(アメリカ)に6-3、2-6、4-6、3-6で敗れた。内山はグランドスラム15回目の予選挑戦にして初めて本戦へ進出したが、勝利をあげることはできなかった。

そのほか、同大会8度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)、約3ヶ月ぶりに実戦復帰したジョン・イズナー(アメリカ)がそれぞれ勝利し2回戦進出。一方、第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)は敗れ、初戦で姿を消すこととなった。

女子シングルス1回戦では、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が世界43位ジェン・サイサイ(中国)と対戦。バーティが6-4、6-2とストレート勝利し、同大会2年連続の2回戦進出を決めた。

そのほか、同大会女子シングルスで過去7度優勝のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がストレート勝利で初戦突破。一方、2004年優勝者マリア・シャラポワ(ロシア)は、左前腕の怪我により第3セット途中で棄権した。

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【7月2日 主な試合結果】

◆男子シングルス

1回戦

〇[8]錦織圭(日本/日清食品)6-4、7-6(3)、6-4 ●[Q]チアゴ・モンテーロ(ブラジル)

〇[3]ラファエル・ナダル(スペイン)6-3、6-1、6-3 ●[Q]杉田祐一(日本/三菱電機)

〇テニス・サングレン(アメリカ)3-6、6-2、6-4、6-3 ●[Q]内山靖崇(日本/北日本物産)

〇[2]ロジャー・フェデラー(スイス)3-6、6-1、6-2、6-2 ●ロイド・ハリス(南アフリカ)

〇サム・クエリー(アメリカ)6(4)-7、7-6(1)、6-3、6-0 ●[5]ドミニク・ティーム(オーストリア)

〇[9]ジョン・イズナー(アメリカ)6-3、6-4、7-6(9) ●キャスパー・ルード(ノルウェー)

〇キャメロン・ノリー(イギリス)6-2、6-4、6-4 ●デニス・イストミン(ウズベキスタン)

◆女子シングルス

1回戦

〇[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-4、6-2 ●ジェン・サイサイ(中国)

〇[4]キキ・バーテンズ(オランダ)6-3、6-2 ●マンディ・ミネラ(ルクセンブルク)

〇[5]アンジェリック・ケルバー(ドイツ)6-4、6-3 ●タチアナ・マリア(ドイツ)

〇[11]セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)6-2、7-5 ●[Q]ジュリア・ガット モンティコーネ(イタリア)

〇ポリーヌ・パルモンティエ(フランス)4-6、7-6(4)、5-0(Ret) ●マリア・シャラポワ(ロシア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織

(Photo by Visionhaus/Getty Images)