7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会2日目。男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われる。男子シングルス1回戦、第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が「ウィンブルドン」初…

7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)大会2日目。男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われる。

男子シングルス1回戦、第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が「ウィンブルドン」初戦に臨む。対戦相手は予選勝者の世界113位チアゴ・モンテーロ(ブラジル)。

同大会本戦へ今年で11回目の出場となる錦織。これまで、グランドスラムのなかでは「ウィンブルドン」が最も結果が出ていなかったが、昨年初めてベスト8へ進出した。

そんな錦織は、大会前の記者会見で「芝が嫌いなイメージはまったくなくなりました。動きづらさがあるので、若干やりにくさは他のコートよりありますけど、ボールが伸びてくれたり、ウィナーが取りやすかったり。力だけじゃなく頭の勝負もあったりするので、駆け引きも芝は面白いと思います」とコメント。

上位進出に向け、まずは初戦の勝ち上がりが期待される。錦織の初戦は日本時間19時に開始予定だ。

そして、予選を勝ち上がり本戦入りした世界274位の杉田祐一(日本/三菱電機)は第3シードの世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)との1回戦に臨む。両者は今回が初対戦。

現在30歳の杉田は、2017年「ATP250 アンタルヤ」で当時日本人男子3人目となるツアー初優勝を達成。同年10月には自己最高の世界36位を記録したが、その後安定した結果を残せず。しかし今大会、得意の芝コートで見事予選を勝ち抜いた。

6月28日には自身のTwitterで結婚したことを報告した杉田。1回戦でいきなり優勝候補の一人とあたり、厳しい戦いが予想されるが、奮闘に期待したい。試合は日本時間3日午前1時頃に開始予定。

また、同じく予選を突破した世界180位の内山靖崇(日本/北日本物産)は世界94位テニス・サングレン(アメリカ)と対戦する。内山にとって初のグランドスラム本戦で、勝利を挙げることができるか注目だ。

そのほか、同大会8度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス)や、3月の「ATP1000 マイアミ」以来の実戦となるジョン・イズナー(アメリカ)がそれぞれ1回戦に臨む。

女子シングルス1回戦では、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が世界43位ジェン・サイサイ(中国)と対戦する。「全仏オープン」で優勝を果たしたバーティ、今大会ではどのようなプレーを見せるか注目だ。

そのほか、同大会女子シングルスで過去7度優勝のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)や、2004年優勝者マリア・シャラポワ(ロシア)がそれぞれ1回戦に臨む。

◇   ◇   ◇

【7月2日の注目ドロー】

◆男子シングルス

1回戦

[8]錦織圭(日本/日清食品)対 [Q]チアゴ・モンテーロ(ブラジル)

[Q]杉田祐一(日本/三菱電機)対 [3]ラファエル・ナダル(スペイン)

[Q]内山靖崇(日本/北日本物産)対 テニス・サングレン(アメリカ)

ロイド・ハリス(南アフリカ)対 [2]ロジャー・フェデラー(スイス)

[5]ドミニク・ティーム(オーストリア)対 サム・クエリー(アメリカ)

キャスパー・ルード(ノルウェー)対 [9]ジョン・イズナー(アメリカ)

デニス・イストミン(ウズベキスタン)対 キャメロン・ノリー(イギリス)

◆女子シングルス

1回戦

[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)対 ジェン・サイサイ(中国)

[4]キキ・バーテンズ(オランダ)対 マンディ・ミネラ(ルクセンブルク)

タチアナ・マリア(ドイツ)対 [5]アンジェリック・ケルバー(ドイツ)

[11]セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)対 [Q]ジュリア・ガット モンティコーネ(イタリア)

マリア・シャラポワ(ロシア)対 ポリーヌ・パルモンティエ(フランス)

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「ウィンブルドン」での錦織

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)