7月1日に開幕する芝コートのグランドスラム「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)で、同大会2連覇・5度目のタイトル獲得を目指す世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。「ウィンブルドン」に向け…

7月1日に開幕する芝コートのグランドスラム「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)で、同大会2連覇・5度目のタイトル獲得を目指す世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。「ウィンブルドン」に向けて、彼のチームに元世界2位のゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)が加わったことを発表した。

現在47歳となったイバニセビッチ。2001年「ウィンブルドン」で、当時世界ランキング125位ながらグランドスラム初優勝を果たした元選手だ。1994年7月には自己最高の世界ランキング2位を記録している。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、ジョコビッチは「ゴラン(イバニセビッチ)が協力してくれて嬉しい。ウィンブルドンでは一緒にやっていくことに同意してくれていて、できれば今後もそれがより長く続けばと思っている」とコメントしている。

また「ゴランを招待して、この重要な大会を前にチームを強化するという考えを支持してくれたマリアンに感謝したい」とマリアン・バイダコーチへの感謝を表している。

さらにジョコビッチは新たにチームに加わったイバニセビッチについて、幼い頃の思い出を次のように明かした。

「私はゴランのプレーを観て、応援しながら育った。あの有名な2001年のウィンブルドンで優勝する前に(ジョコビッチが育った)ニキ・ピリッチ・テニスアカデミーでゴランが調整していた際、私がゴランのボールボーイになることをニキが許可してくれたんだ」

「ゴランを尊敬している若いテニス選手にとって、夢が叶った瞬間だった。そしてこれからは、ここロンドンでの挑戦に向けて共に戦っていくことになるんだ」

そんなジョコビッチは今年の「ウィンブルドン」に第1シードで出場。昨年の第12シードからはジャンプアップした位置でスタートを切る。1回戦では世界57位のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する予定だ。

ジョコビッチやその他のシード勢が順当に勝ち上がった場合、ジョコビッチは3回戦で第32シードのドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)、4回戦で第16シードのガエル・モンフィス(フランス)、準々決勝で第7シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、準決勝で第4シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)、決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する可能性がある。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」大会前練習中のジョコビッチ(左)とイバニセビッチ(右)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)