イギリス・ロンドンで行われるグランドスラム(四大大会)第3戦のウィンブルドンテニスが、いよいよ本日開幕する。WOWOWではミドルサンデーの7日(日)を除き、14日(日)まで、テニスの聖地で繰り…

イギリス・ロンドンで行われるグランドスラム(四大大会)第3戦のウィンブルドンテニスが、いよいよ本日開幕する。WOWOWではミドルサンデーの7日(日)を除き、14日(日)まで、テニスの聖地で繰り広げられる感動と興奮の熱戦を連日生中継する。

サーフェスは、グランドスラム唯一の芝で、球足が速くバウンドが低い。そのためサーブやネットプレー等、短い展開で勝負できるかが重要なポイントとなる。

男子シングルス1回戦でセルビアのヤンコ・ティプサレビッチと対戦する西岡良仁にWOWOWが独占インタビューを行った。

Q:まずは、1年ぶりにここに戻ってきて、そして芝での練習、今の気持ちはコンディション含めていかがですか?

「前哨戦に出られてないので、まだ芝に慣れきっていないと思います。自分のプレースタイル的にも得意ではないですけれども、しっかりとこういう速いコート、自分にも難しいかなと思うコートにしっかりと対応していければ、プレーの幅も広がっていくと思っています。

この芝の速い展開のコートで、自分の課題である守るだけじゃなく自らが攻めていって、アグレッシブにプレーしていくということを、取り組もうとしている時なので、こういう速いコートでしっかりとそれが出来れば、勝ちにもつながってくると思います。今後においても重要な一戦になってくるかと思います。」

Q:全仏オープンのクレーから芝に向けて、前哨戦に出なかったということで、クレーから芝への対応の難しさはあるのか、そして、この時間をどう有効的に使われたのかを、教えてください。

「日本ではずっとハードコートで練習していたので、クレーの感覚はもうないです。クレーコートシーズンが終わって、少し休んで、気持ち的にもリラックスをして。全仏では手首があまりよくなかったので、その影響で長期的に休みを取ろうということで、前哨戦までスキップしました。

その間に日本でしっかりと体を作って、ウィンブルドンはもちろんそうですけれど、終わればアメリカシーズンがくるので、これから9月までの長いシーズンに向けて、3週間~3週間半くらいトレーニングをしっかりして、身体を作るという方に目線を向けてやっていたので、身体の状態は良くなっていると思います。」

Q:1回戦の相手はヤンコ・ティプサレビッチです。印象はどうですか?

「やったことはないと思うので、正直イメージしづらいですし、特にこの芝のコートでは、さらにイメージしづらいです。すごいビッグサーバーだったり、1発のショットで決めてくる選手ではないと思うので、多分ラリー戦になってくると思います。

お互いベースライン上のプレーで、どうやってポイントを確保していくかになってくるはずなので、早いサービスでの展開力が、1つ重要になってくるかなと。いかに自分が集中して、少ないチャンスをもぎ取っていけるか、それが大事かなと思います。」

Q:西岡選手にとってグランドスラムでここだけ唯一勝っていない大会です。それを踏まえて、改めて今大会への意気込みをお聞かせください。

「今年のグランドスラムは全部1回戦ずつ勝っているので、調整的には短いですけれど、この芝でもなんとか、しっかりこういう中でも自分の出せるものを出していって、1回戦突破して、また新たに初の3回戦まで目指していけるように、頑張っていきたいなと思います。」

(テニスデイリー編集部)

※写真は西岡良仁(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)