いよいよ開幕する「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会初日。女子シングルス1回戦で、第2シードとして出場する大坂なおみ(日本/日清食品)が世…

いよいよ開幕する「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会初日。女子シングルス1回戦で、第2シードとして出場する大坂なおみ(日本/日清食品)が世界39位のユリア・プティンセバ(カザフスタン)と対戦する。試合は日本時間23時頃に開始予定だ。

大坂とプティンセバの過去対戦成績は、大坂の0勝2敗。芝前哨戦の「バーミンガム・クラシック」2回戦でも対戦しており、その試合では大坂が自身のサービスゲームで60%のポイントを奪われ、ストレートで敗れた。

相手のプティンセバは現在24歳。身長は163cmと小柄ながら、ガッツ溢れるプレースタイルのファイターだ。一時はマルチナ・ヒンギス(スイス)がコーチを務めるなどして話題になった若手の有望株。今シーズンは、1月の「シドニー国際」で予選から勝ち上ってベスト8入り。そして5月の「ニュルンベルガー保険カップ」で、自身初のツアー優勝を果たした。

対する大坂は「バーミンガム・クラシック」2回戦で敗退したあと、約5ヵ月・21週にわたって守ってきた世界ランキング1位の座から陥落した。今大会は世界2位として迎えるグランドスラムだ。

WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、大坂は「ウィンブルドン」前の記者会見で「精神的には想像以上にストレスとプレッシャーがありました。特に私は深く考えすぎるところがあるので、そのための心構えがあったとは思いません」と話した。

一方で、世界1位のプレッシャーから少し解放されたであろう大坂は、再び上を目指す前向きさを覗かせている。

「だからそう、今ここにNo.2でいるのはむしろ私にとって良いことだと思います。この大会で勝てば、自動的にNo.1ですから。それはもちろん、私の大きな目標です。ランキングを守るとかそういった事を考える必要はありません」

大坂の「ウィンブルドン」最高成績は2017年、2018年の3回戦進出。まずはプティンセバにリベンジを果たし、今大会勝ち進むことが期待される。

テニスデイリーでは、サイト上で試合速報を無料で行う予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」大会前練習中の大坂なおみ

(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)